...しかし以上の二つの点に関して次のようなことを指摘することができる...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...これは何もいまさら私が指摘するまでもなく...
伊丹万作 「雑文的雑文」
...彼の指摘するところの愚劣やこつけいは何に原因しているのか...
伊丹万作 「ルネ・クレール私見」
...それが一歩一歩せまってきた順序とを指摘するだけに止めるつもりである...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...ヘーゲル哲学に於て人々が好く指摘する処であり...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...之等機械論者の誤謬を指摘することに努めた(デボーリン『弁証法と自然科学』を見よ)...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...この逆説を指摘するということは結局...
戸坂潤 「辞典」
...その日々の特殊性を指摘するためには...
戸坂潤 「辞典」
...「純粋小説とは?」に於ては横光利一式論理の日本的弱点を指摘する...
戸坂潤 「読書法」
...彼は更に辯妄書を公にして其謬見を指摘すること太だ痛切而して彼れを知らざるものは...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...その物質的方面の象(すがた)を少しく指摘することはむだではないだろう...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...用心しなくっちゃいけませんよ」「焼が廻ってるなら構わないじゃないか」と兄が冗談半分に彼の矛盾を指摘すると...
夏目漱石 「道草」
...そは拍節の如く詩の形體の上で指摘することができない...
萩原朔太郎 「青猫」
...それを指摘する者もなくはないが...
火野葦平 「花と龍」
...したがって又一般から「進歩的だ」と言われている者の中の退歩性やまちがいを指摘すると或る種類の人たちが直ぐに「反動だ」と言うからそれをホントの反動かと思ったり...
三好十郎 「恐怖の季節」
...俳句はちつとも青年に愛されてゐないことを指摘するついでに...
室生犀星 「俳句は老人文学ではない」
...個性のある強剛な人物の輩出を指摘することができるであろう...
和辻哲郎 「鎖国」
...たぶんこの事を指摘するためであったろうと思われるが...
和辻哲郎 「文楽座の人形芝居」
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