...氏の「雑感」を支持すべき論理の欠陥を指摘する...
芥川龍之介 「あの頃の自分の事」
...併し自分から云へば此の如く自明なる友人の誤謬を社會の前に指摘することを好まなかつた...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...だまされたもの必ずしも正しくないことを指摘するだけにとどまらず...
伊丹万作 「戦争責任者の問題」
...そうして少なくも有声映画に特有な一つの新しい可能性を指摘する点においてかなりの程度まで成効したものと思われる...
寺田寅彦 「映画雑感(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...思い切って矛盾を指摘するやり方である...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...ここに指摘するの必要はあるまいと思う...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...作物を解剖して一々指摘するのみならず...
夏目漱石 「創作家の態度」
...用心しなくっちゃいけませんよ」「焼が廻ってるなら構わないじゃないか」と兄が冗談半分に彼の矛盾を指摘すると...
夏目漱石 「道草」
...至るところに指摘することができるのだ...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...なお且つ相手の不正を指摘することが出来るはずです...
浜尾四郎 「死者の権利」
...それがなんだと指摘することは出来ないのですが...
久生十蘭 「ノア」
...その事物を指摘するように望む...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...心の実体の観念を産む印象を指摘することを...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...こんなことを指摘するのも妨げにはなるまい...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...文学や芸術が「マルクス主義の外に全然独立してそれ自体の王国を形成してゐる」ことを示すものだと指摘するだけで...
平林初之輔 「諸家の芸術価値理論の批判」
...彼は進んで救治策を指摘する前に...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...若干の訂正はその都度訳註で指摘することとする...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...個性のある強剛な人物の輩出を指摘することができるであろう...
和辻哲郎 「鎖国」
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