...ふと指折りかぞえて...
伊藤永之介 「押しかけ女房」
...栄介は指折り数えて幸太郎の年齢を考えたが...
梅崎春生 「狂い凧」
...ここらあたりが気慨もあるし必ず同志として起つだろう」孝八郎は指折り数えてそういい...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...指折りながら待侘(まちわ)び居たるには引換へて...
高山樗牛 「瀧口入道」
...この吉田の老若男女ひとしく指折り数えて待っていた楽しい夜を...
太宰治 「服装に就いて」
...「ここらでも指折りの名士でな...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「ライギット・パズル」
...今から指折り数えると三十年も以前...
徳永直 「こんにゃく売り」
...一人一人がみんなそれぞれ日本で指折りの使い手なんですから...
中里介山 「大菩薩峠」
...家作持でも本郷の指折りといふから大變ぢやありませんか」「俺達とは大變な違ひだな」「先代の玄策先生が生きて居るうちに...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...パリで指折りの美しい貴婦人達は彼女達の化粧と微笑でサロンを彩っていた...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...世界で指折りに強い日本はきっとドイツの味方になってくれるに違いない...
三浦環 「お蝶夫人」
...浦粕じゅうでも指折りの船頭といわれ...
山本周五郎 「青べか物語」
...下総(しもうさ)のくにでは指折りの大地主であり...
山本周五郎 「風流太平記」
...日本でも指折りの宝石キチガイでね...
夢野久作 「一足お先に」
...指折り数えて待っているのじゃ...
吉川英治 「剣難女難」
...堺では指折りの家とされている...
吉川英治 「新書太閤記」
...城下で指折りのほうである...
吉川英治 「新書太閤記」
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