...お前の出獄するのを指折りかぞえて待っていたんだぜ」「それはどうも済みません...
海野十三 「奇賊悲願」
...今では米国でも指折りの聖書学者に数へられてゐるが...
薄田泣菫 「茶話」
...まあ菓子の売上高としては日本でも指折りの方であろう...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...と指折り数へて名をあげたものだ...
武田麟太郎 「現代詩」
...胸の中で指折り数えて...
豊島与志雄 「道化役」
...指折りのあだっぽい女であったことは疑いがないらしい...
中里介山 「大菩薩峠」
...一人一人がみんなそれぞれ日本で指折りの使い手なんですから...
中里介山 「大菩薩峠」
...久我家へお願いする日を指折り数えて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...久我家(くがけ)へお願ひする日を指折り數へて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...神田の指折りの綺麗首であるにしても...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...近頃は外神田から下谷へかけて指折りの店になつた...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...もう幾月か? 指折り数へて見れば...
牧野信一 「酒盗人」
...私が招きに応じ民間から入って東京大学の理科大学に奉職したのは指折り数えて見ると...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...わが従僕また七徳ありとてその過失を指折り数え立てるところがある...
南方熊楠 「十二支考」
...指折りかぞえていた...
室生犀星 「蛾」
...浦粕じゅうでも指折りの船頭といわれ...
山本周五郎 「青べか物語」
...栄さんは芳古堂でも指折りの腕を持っているでしょう...
山本周五郎 「さぶ」
...指折り数うればもう五年...
吉川英治 「宮本武蔵」
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