...「そんなことを指図する権利が...
梅崎春生 「ボロ家の春秋」
...大学に入る時分に指図するが...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...一々誰が指図するでなく自ずと心持から整って...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...足を踏みならしながら指図する客も屡々見受けられる...
豊島与志雄 「上海の渋面」
...わしが指図するまで...
直木三十五 「南国太平記」
...屋台の上の踊り方にまで指図する...
中里介山 「大菩薩峠」
...「そうするがよい」新三郎が目で指図すると...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お新を」平次が指図するまでもありません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...メイドにもう一つ指図するのを忘れておりました」伯爵夫人がうなずき...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...奥方は勇気に満ちてあれこれと淀(よど)みなく指図するのだ...
本庄陸男 「石狩川」
...おごそかに指図する...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「神童」
...上へのっかっちゃってさ」窓から覗き込んで指図する...
宮本百合子 「一隅」
...それから出せと指図するのだ...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...何々を持って行きたいと指図する...
シュニッツレル Arthur Schnitzler 森鴎外訳 「みれん」
...その何冊目の本の何という標題の処を開けてみなさい」と指図する事もあった...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...だが、ここで屯するには、もう一度また、岡崎の城へ届けに行かなければなるまい――と、小六が分別を与えて、「渡舟(わたし)を探せ、渡舟一艘さえあれば、かわるがわる越えて、夜明けまでに、舟で下る道程(みちのり)ほどは歩けよう」と、指図すると、「いや、お頭目(かしら)...
吉川英治 「新書太閤記」
...そう指図する自身がまだ顔も洗わずにいたのに気づいたりする...
吉川英治 「新書太閤記」
...火鉢のすえ場所を指図するのであった...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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