...お得意の数も指を折るほどしか無かったのだと云う...
芥川龍之介 「ひょっとこ」
...日本の国では五本の指を折るほども無いらしい...
中里介山 「大菩薩峠」
...指を折るのも面倒だ...
夏目漱石 「草枕」
...指を折るともう十日あまりになります...
夏目漱石 「行人」
...待てよ」と指を折る...
夏目漱石 「幻影の盾」
...あと三枚――」海道丸は小さい掌(てのひら)を出して指を折るのです...
野村胡堂 「大江戸黄金狂」
...越後屋さんも――」徳兵衞は一座を見渡し乍ら指を折るのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...越後屋さんも――」徳兵衛は一座を見渡しながらも指を折るのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...東京にも指を折る程しか無い本式のレストランを除いては...
細井和喜蔵 「女給」
...薄曇りのした空を見あげながら指を折るのであるが...
牧野信一 「痴酔記」
...指を折るようなヘマな事はしなかった...
夢野久作 「ココナットの実」
...指を折るさえ難儀な位じゃ...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...そのほか目ぼしい悪玉が指を折るにいとまもないのですから...
吉川英治 「江戸三国志」
...指を折るとかなりある...
吉川英治 「新書太閤記」
...五指を折るも足らぬほどある上に……です」と...
吉川英治 「源頼朝」
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