...烈しく私を指さすと「悲哀(トリステサ)!」と叫んだ...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...休んでいらっしゃったでごぜえます」不気味そうに藤どんなる藤五郎氏の指さすところに...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...病人が茶の間の方を指さす...
谷崎潤一郎 「鍵」
...」とお父さんが指さす方を見ますと山の鼻がけはしく出張つて...
土田耕平 「峠」
...」と三郎さんの指さすのを見て...
土田耕平 「身代り」
...「外傷がないのは確かかね?」と辺りに飛び散る多くの血痕を指さす...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...陸岸の一部と見るには輪郭が鮮かに過ぎる――指さす目的物は見えないが...
中里介山 「大菩薩峠」
...その顏を正面から指さすのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...十指の指さすところである...
三上義夫 「芸術と数学及び科学」
...ファウスト(中央の有力者を指さす...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...二丈余りの杉の茂った枝を指さす...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...あの木戸口へ見えた者どもでござるかな」と浪人が指さす庭先へ...
吉川英治 「剣難女難」
...彼が指さす一樹のまえに寄り集まり...
吉川英治 「私本太平記」
...近づいていくのを待っておいでなされます」指さすかたをみると...
吉川英治 「神州天馬侠」
...「あれに一小庵(しょうあん)がございます」と指さす小姓を案内に...
吉川英治 「新書太閤記」
...指さすことができた...
吉川英治 「新書太閤記」
...これで三度ここを通るが?」「引ッ捕えてみろ」橋口の守りの武士が、こう指さすと、その指を振向いた旅商人は、急に足を早めて、町の方へ曲ってしまった...
吉川英治 「源頼朝」
...陳独秀が汕頭に行く姿を指さすのであった...
吉行エイスケ 「地図に出てくる男女」
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