...薬剤師に所持薬の相談をする...
...所持薬の一覧表を医師に提示して処方箋を書いてもらう...
...空港での検査で所持薬が見つかり、問題になることがある...
...所持薬を無断で他人に譲るのは違法行為である...
...所持薬を取り扱う際は、使用期限や保管方法に注意しなければならない...
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石川啄木 「一握の砂」
...洋医の薬が大嫌いで毎日持薬に漢方薬を用いていた...
内田魯庵 「斎藤緑雨」
...周章(あわ)てて持薬(じやく)のジキタリスの丸薬(がんやく)をおのが口中(こうちゅう)に放りこむと...
海野十三 「独本土上陸作戦」
...持薬に持って来たブランデーを舐(な)めてみたりしたけれども...
谷崎潤一郎 「細雪」
...今は矢筈草押込みて煎じつめ夜(よ)ごと眠(ねむり)につく時持薬(じやく)にする身とはなり果てけり...
永井荷風 「矢はずぐさ」
...ほかにそら、持薬が二三品と、枕本、手紙、書附――印籠、手形といったようなもの」「おや、おや」「どうだ、こういうものをお蘭さんが人手に預けっ放しにして置いて、駈落というはおかしなもんじゃねえか、色男と手に手を取って逃げようとでもいう寸法なら、さし当り、この一箱をその色男の手に渡して置かなけりゃ嘘だ、昔から色男になる奴は、金と力が無いものに相場がきまっている、そいつがお前、お蘭さんのつれて逃げたという色男の手に入らねえで、ほかならぬこの兄さんの手に落ちている――してみりゃ、かねてその色男としめし合わせて今度の駈落、というのは嘘だあな」「じゃ、どうしたの」「お蘭さんはお蘭さんで、かどわかされたんだね、決して出来合ったわけでも、しめし合わせたわけでもないんだ」「そうだとすれば、かわいそうね」「うむ、かわいそうなところもある、第一、駈落には、金より大事なものはあるにはあるが、金が先立たなけりゃ身動きもできるものじゃねえのさ、その大事の金を一文も持たずに連れ出されたお蘭さんという人も、たしかにかわいそうな身の上に違えねえから、ここは一番……」がんりきは意気込んで、小箱の蓋で縁を丁と叩き、「何とかしてやらざあなるめえ」と見得(みえ)をきったのです...
中里介山 「大菩薩峠」
...持薬(じやく)を飲んでいた事...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...福三郎の持薬と摺替(すりか)え...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...“子曰く”なんか持薬(じやく)にするような...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...いつもの持薬だと思って嚥んだンだ...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...けれども非常に御持薬を欲します...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...私は今特効ある持薬のほかにオリザニンをのんで居ります...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...理研のレバー、それから御持薬、こんなにきくのでしょうか、ともかくこれは結構です、どうか御よろこび下さい...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...庶民の持薬はそれを考えないことである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...母の持薬などと交易してきた...
吉川英治 「三国志」
...白湯(さゆ)にお持薬でも持ってまいりましょうか」「あとでよい...
吉川英治 「私本太平記」
...兄が持薬の煎(せん)じぐすりを...
吉川英治 「新書太閤記」
...「殿様が御持薬(ごじやく)の咳薬(せきぐすり)を...
吉川英治 「茶漬三略」
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