...したがって前者の演技は持続的な麻痺の上に立っているがゆえにもはや麻痺の心配はないが後者は麻痺によって感激が失せると演技が著しく生彩を欠いてしまう...
伊丹万作 「演技指導論草案」
...それはググ……と快い持続的な引きに移る...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...その変化が長時間持続するとある化学的物質の濃度に持続的な異常を生じて...
寺田寅彦 「映画と生理」
...またそういう瞬間的な現象でなく持続的な現象でもそれが複雑に入り組んだものである場合にその中から一つの言明を抽出するのはやはり一つの早わざである...
寺田寅彦 「空想日録」
...持続的な労働系列という形式的な過程の内に初めて横たわるという点にある...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...持続的な実行力は弱いが...
豊島与志雄 「文学の曇天」
...前ほど激しくはないが然し持続的な腹痛が...
豊島与志雄 「幻の彼方」
...あらゆる持続的な男女関係が恐ろしくなった...
豊島与志雄 「理想の女」
...それらは他の情念に比して遥(はる)かに持続的な性質のものであり...
三木清 「人生論ノート」
...一層持続的な力になっているということである...
三木清 「人生論ノート」
...主体と環境との間における持続的な適応として生ずる...
三木清 「哲学入門」
...人間精神そのものの本質と共に与えられた持続的な三つの精神の態度であり...
三木清 「哲学入門」
...おちた底の上で引つづき静かな持続的な省察が各面に動いていて...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...その頃からイスラムの内に持続的な分裂が引き起されたのである...
和辻哲郎 「鎖国」
...また西方の世界との持続的な対立もなかった...
和辻哲郎 「鎖国」
...持続的な秩序たらしめるためには...
和辻哲郎 「鎖国」
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