...「持物」がないと出かけるのは怖いです...
...今回の旅行では、必要最低限の「持物」だけを持って行きます...
...駅のロッカーに「持物」を預けられるそうです...
...殺人事件の鍵は被害者の「持物」にあると思われます...
...政治家たちは、自分たちが公務で使用する「持物」は公開するべきだと主張している...
...ふつうの人間(にんげん)の持物(もちもの)らしいのは...
ハーバート・ジョージ・ウエルズ 海野十三訳 「透明人間」
...どんなにものが「些細であろうとも」けっして軽視してはならない――「服装や、着物や、持物や、身ぶりや、その他それに類するいろいろのものに気をつけなければなりません」 それから「民衆の人気が目だつという問題」については、それは「それ自身結構なことです」のみならず「うまく取り扱えば、あなたの偉大さを飾る現在ならびに未来を通じての、もっとも美しい花でもあります」 だからその取扱いは手荒であってはならぬ...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...「これがエリスの持物です...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「予謀殺人」
...暗殺の目的は金や持物ではなくて...
寺田寅彦 「マルコポロから」
...持物をしまい込みなどして...
徳田秋声 「爛」
...右手には、塗香と、加持物、房花、扇、箸、三種の護摩木を置き、左手には、芥子(けし)、丸香、散香、薬種、名香、切花を置いてある...
直木三十五 「南国太平記」
...持物を紙切(かみきれ)に記しておいた...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...持物は各自兩手で持てる程度に限つてもらひたいといふ通告を私たちは受けてゐた...
野上豐一郎 「大戰脱出記」
...持物と言っては、紙入と手拭と、煙草入と、それっきりでございました」新三郎もハタと行詰りました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「手拭はお孃さんの持物でしたね」「その通りだよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...自分の持物と知れ渡つて居る...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...手箱の中からいろんな持物や書附を出して調べたり...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...私は寢室で自分の持物を整理するのに忙(せは)しかつた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...自分の着物や持物に贅沢(ぜいたく)をするようになったのを...
森鴎外 「雁」
...又名優タルマの持物であつた外套用の大きな釦(ぼたん)を見せて「之(これ)は自分に気持がよいからエジプ王に扮する場合に何時(いつ)も用ひて居る」と語り...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...かような巡礼道(じゅんれいどう)の人の持物(もちもの)を巻(ま)きあげて...
吉川英治 「神州天馬侠」
...『お持物、式服を、頂戴(ちょうだい)する』『…………』黙然と、うなずいて、彼はまだ着た儘であった大紋を脱ぎ、烏帽子(えぼし)、鼻紙、小(ちい)さ刀(がたな)、扇子など、すべてを揃えて、田村家の家臣に渡した...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...持物から路銀までみんなはたいてしまい...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索