...少し弟子を作り過ぎて持て余しの形の処故(ゆえ)...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...私自身を持て余した...
太宰治 「一燈」
...持て余しながら「師匠...
直木三十五 「南国太平記」
...父も仕舞には持て余して...
夏目漱石 「それから」
...困却(こんきゃく)と慚愧(ざんき)でほとほと持て余してしまう...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...平次はすっかり持て余してしまいました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...持て余してそっと...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...平次は持て余し気味に月代(さかやき)を撫(な)でました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...素人の眼で本当に見極めが付くものじゃない」「でも私が殺したに間違いはございません」「よしよし」平次は少し持て余し気味です...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...それは平次も持て余したほどの...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...さすがの松沢もチト持て余し気味で...
久生十蘭 「魔都」
...じれったいほどどうどうめぐりばかりしては自分で自分の心持を持て余しているのだった...
正岡容 「小説 圓朝」
...県庁も処分に持て余しおるなり...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...玉章先生少しく持て余してある人を訪い「どんなに絵具を使っても描きようがない」と零(こぼ)す...
山本笑月 「明治世相百話」
...私はほとほと持て余してしまった...
夢野久作 「暗黒公使」
...持て余した親御さんと世話人が...
夢野久作 「二重心臓」
...母はこの駄々坊を持て余し顔に...
吉川英治 「新書太閤記」
...持て余し気味でもあった...
吉川英治 「新・水滸伝」
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