...強い力を持つた此の蒸気は...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...リンデン そして箱の鍵はご主人が持つてお出でなの?ノラ えゝ...
ヘンリック・イブセン Henrik Ibsen 島村抱月譯 「人形の家」
...僕が責任を持つ...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...」熱心な聴衆を二千あまりも収容するこの立派な会場を持つてゐることは...
薄田泣菫 「茶話」
...私は何ごとにも有頂天になり易い性質を持つてゐるが...
太宰治 「津軽」
...持つて来た物までみんな注ぎ込んで...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...樹明君がいろ/\の品物を持つてきてくれたが...
種田山頭火 「其中日記」
...そして互に自分の持つて居る特色を発揮して来た...
田山録弥 「尾崎紅葉とその作品」
...てんで自分の妻という考えを持つことの出来なかったのを悔いるような心も出て来た...
徳田秋声 「新世帯」
...彼女もきっと私に敬意と尊敬とを持つに違いないんだが...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...何んといふ結構な智慧を持つてゐることでせう...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...お靜は火打箱を持つて追つかけて來て...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...我々が同一だと想定する傾向を持つのは...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...新に彼の中に「善く見る目」と「感じ易い心」とだけを持つところの詩人を眼覺めさせたのである事は...
堀辰雄 「芥川龍之介論」
...そのうちに此方が兵士を持つてゐることも忘れて了ふだらう――なんて途方もないことを私は苦しまぎれに考へたのであります...
牧野信一 「青白き公園」
...これも亦自分は惚れられる權利を持つてゐないので...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...無益に勝れた技巧を持つ作家だと誤り呼ばれる事が多い...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...私の文筆が公的意義を持つに至ったのはこれが実に第二回目となった...
柳宗悦 「四十年の回想」
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