...この問題はしばらく持ち越すつもりだということをいい残して別れました...
伊藤野枝 「「別居」について」
...どんなにそれが多量でも翌朝へ持ち越すことは決してしない...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...映画フィルムも現在のままの物質では長い時間を持ち越す見込みがないように思われるから...
寺田寅彦 「映画時代」
...それを夢にまで持ち越す執念(しゅうねん)のない男でした...
中里介山 「大菩薩峠」
...光のない黄銅色を持ち越す...
久生十蘭 「地底獣国」
...個人の問題を舞台に持ち越す無礼者...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...「春のサーカス」で歌ってる歌は二つとも来月へ持ち越す...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...本当に丈夫で、持ち越すように...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...この冬を持ち越すつもりで気魄(きはく)だけは失っていないのである...
吉川英治 「新書太閤記」
...さればとて獨りで五合をすごすとなると翌朝まで持ち越す...
若山牧水 「樹木とその葉」
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