...やがて持ち来りし小鳥と共に...
巌谷小波 「こがね丸」
...但し後より何か食糧品一品を持ち来りて大仙人に献ずべし”〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜たいへんな宣伝文だ...
海野十三 「火星探険」
...されどその時はいかにもして今一度女首を持ち来り...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...村人古銭など持ち来りてすゝむ...
徳冨蘆花 「馬上三日の記」
...中にも青木女監取締りの如きは妾の倦労(けんろう)を気遣いて毎度菓子を紙に包みて持ち来り...
福田英子 「妾の半生涯」
...小きブリキの金盥(かなだらい)など持ち来りて枕元に置く...
正岡子規 「明治卅三年十月十五日記事」
...母は金盥(かなだらい)を持ち来り...
正岡子規 「明治卅三年十月十五日記事」
...梟は蛇や蟾蜍(ひきがえる)など持ち来り予の前へさらけ出し誠に迷惑な事度々だった...
南方熊楠 「十二支考」
...一百金銭を持ち来り...
南方熊楠 「十二支考」
...この者も持呪者のために一切の要物(いるもの)を持ち来り...
南方熊楠 「十二支考」
...すると竜女種々の珍饌を持ち来りさあお一つと来(く)る...
南方熊楠 「十二支考」
...翼を抜いて嚢(ふくろ)に容れ持ち来り...
南方熊楠 「十二支考」
...去って金の皿四つに好肉を盛ったのを持ち来り...
南方熊楠 「十二支考」
...さて烏摩后首なき子の骸を抱いて泣き出し、諸神倣(なろ)うてまた泣く時、ヴィシュヌ大神金翅鳥(こんじちょう)に乗りてブシュパブハドラ河へ飛びゆき、睡り象の頭を切り、持ち来り、ガネサの頭に継いでよりこの神今に象頭だ...
南方熊楠 「十二支考」
...その時鼠が鳴鏑を持ち来りて奉ったとある...
南方熊楠 「十二支考」
...第三十八 玉子の善悪(よしあし)小山の妻君は教(おしえ)に従って深き鍋を火鉢に載せたるが玉子の箱を台所より客の前に持ち来り「中川さん...
村井弦斎 「食道楽」
...背戸(せど)の方へ廻らんとするをお代がドタドタと庭口より走り出で「何処(どこ)から来たのう」と自分が手紙を受取りて伯父の前へ持ち来り「伯父さん...
村井弦斎 「食道楽」
...被害者自身が持ち来りたるものにして...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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