...花前(はなまえ)はしぼりバケツを左に持ちながら...
伊藤左千夫 「箸」
...彼は左手の指にはさんでいた紙巻煙草を右手の方へ持ちかえて...
海野十三 「地獄の使者」
...人間は何うかしてその自然らしさを持ちたい...
田山録弥 「小説新論」
...そうしてそれに対して応答もできない自分を恥じなければならないような気持ちさえしたのである...
寺田寅彦 「野球時代」
...どうも心持ちがわるい」「そうだろう...
夏目漱石 「虞美人草」
...「良い心持ちだね...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...おやじの身持ちがよくなかった...
長谷川伸 「瞼の母 二幕六場」
...周次は自分でも妙な氣持ちだつたが...
林芙美子 「多摩川」
...鏡台のことを持ちかけた...
原民喜 「壊滅の序曲」
...これは大金持ちの銀行家で王党派の人よ...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...外出にも持ち歩いたであろう...
南方熊楠 「十二支考」
...お登和嬢は大原のナイフを持ちて骨付の肉を剥(そ)がんとするを見「大原さんその肉はお箸(はし)でおちぎりなすっても取れますよ」と教えて遣る...
村井弦斎 「食道楽」
...行くと来(く)とせきとめがたき涙をや絶えぬ清水(しみづ)と人は見るらん自分のこの心持ちはお知りにならないであろうと思うとはかなまれた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...なおこの人にだけは聖(ひじり)の心持ちにもなれず...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...そして他に何一つ材料というものを持ち合せなかったので...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...朱房のついた寒竹の鞭(むち)を持ち...
吉川英治 「江戸三国志」
...持ちきれなくもするのであった...
吉川英治 「私本太平記」
...私慾を持ちませぬ...
吉川英治 「宮本武蔵」
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