...原の中へ拵えるものとなると...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...オーゲ! 二階で飛行機を拵(こしら)えてるヨアンネスと...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...何か名を付けて窘める種を拵へて人民を責め付けて盡く買收に應じさせ...
田中正造 「土地兼併の罪惡」
...着物を拵えたりしやしないんだから...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...女中が拵えてくれた食物を食べ...
豊島与志雄 「都会に於ける中流婦人の生活」
...下駄の鼻緒を拵えたり...
豊島与志雄 「花ふぶき」
...彼の腕に抱えて来た膝(ひざ)かけを敷く余地を拵(こしら)えてくれた...
夏目漱石 「明暗」
...番頭の善七は鏨(たがね)の極印を拵(こさ)へて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...湯へ行くと言ひ拵へて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...何にか證據のやうなものを拵へて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「この藁人形を拵(こさ)えた縄は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...自分で座敷牢(ざしきろう)のようなものを拵(こしら)えて入(はい)り込み...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...毎度佐藤氏が拵(こしら)え置いた物を食って出歩く...
南方熊楠 「十二支考」
...拵えるあてもありません...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...全体君のような病人には医者が食餌箋(しょくじせん)を拵(こしら)えてくれるといい...
村井弦斎 「食道楽」
...今度拵えて差上げましょうか」大原「どうぞ頂戴...
村井弦斎 「食道楽」
...船を拵へて貰ふ外...
コロレンコ Vladimir Galaktionovick Korolenko 森林太郎訳 「樺太脱獄記」
...これも禅家の拵(こしら)えた虚妄の伝説だよ...
山本周五郎 「新潮記」
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