...たぶん何年ものあいだ破壊的な結果に拮抗するかもしれない...
フレデリック・アークム Fredrick Accum 水上茂樹訳 「食品の混ぜ物処理および調理の毒物(1820)」
...町へ寄ったは拮蟠(きっはん)して...
泉鏡花 「瓜の涙」
...然しながら女子の過去並に現在の体力修練が男子に拮抗すべき必然力を充分具備して置かなかつたが為に...
エンマ・ゴルドマン 伊藤野枝訳 「婦人解放の悲劇」
...これと拮抗(きっこう)する他の団体が生ずれば自然に気勢を削(そ)がれるのは当然であった...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...初代燕枝(えんし)に拮抗(きっこう)したる存在に...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...Iなどはたいへん拮抗している...
三上於菟吉訳 大久保ゆう改訳 「踊る人形」
...三つの評価の拮抗によって両者の高まった一致の可能性を説く...
戸坂潤 「読書法」
...寫眞狂の連中は寫眞を繪畫と拮抗させる...
長塚節 「教師」
...文久以来犬猿もただならぬ長薩拮抗の歴史に邪魔されながらも...
服部之総 「尊攘戦略史」
...吉田磯吉一派と拮抗(きっこう)した井上安五郎の...
火野葦平 「花と龍」
...昔のような親分同志の拮抗や...
火野葦平 「花と龍」
......
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...拮抗し得る名人だった...
正岡容 「寄席」
...ましてそれ等に拮抗し得る力と深さとに充ちるものは稀だと云はねばならぬ...
柳宗悦 「雑器の美」
...ましてそれらに拮抗(きっこう)し得る力と深さとに充(み)ちるものは稀(まれ)だといわねばならぬ...
柳宗悦 「民藝四十年」
...この二つはいま日本じゅう到るところで拮抗(きっこう)している...
山本周五郎 「新潮記」
...ほぼ敵と拮抗(きっこう)し得る六万二千人の兵力を持ちうることになるのだった...
吉川英治 「新書太閤記」
...ところで君はこのアルセーヌ・ルパンと拮抗して戦ってみるつもりなのかい...
モウリス・ルブラン 新青年編輯局訳 「水晶の栓」
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