...定例(じょうれい)に拠るとこの場合点燈を許さず...
魯迅 井上紅梅訳 「阿Q正伝」
...文壇のいつもの例に拠ると...
大杉栄 「新しき世界の為めの新しき芸術」
...彼の話に拠ると、新妻となるべき婦人も彼と同じく、家庭的には、孤独な、不幸な女であるらしかった...
辰野隆 「感傷主義」
...「道阿弥話」に拠ると...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...何等拠るべきものがないのである...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...実に露国の北辺を侵擾したるに拠る...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...報告者の説明に拠ると...
戸坂潤 「読書法」
...しかるに文政年中に完成した「新編武蔵風土記稿」(巻四一)に拠ると...
中山太郎 「獅子舞雑考」
...エジプトの古い伝説に拠ると...
野上豊一郎 「処女の木とアブ・サルガ」
...イバーニェスの『血と砂』に拠ると...
野上豊一郎 「闘牛」
...この阿波太夫の言葉に拠ると...
正岡容 「吉原百人斬」
...『竹生島(ちくぶしま)』の謡曲に緑樹(りょくじゅ)影沈んで魚樹に登る景色あり月海上に浮かんでは兎も波を走るか面白の島の景色やとあるは『南畝莠言(なんぽいうげん)』上に拠ると建長寺僧自休が竹生島に題せる詩の五...
南方熊楠 「十二支考」
...鶏足山とするは『付法蔵経』に拠る(『仏祖統紀』五)...
南方熊楠 「十二支考」
...ガスターの『ルマニアの鳥獣譚』三三七頁に記す処に拠ると...
南方熊楠 「十二支考」
...先づ根本材料は伊沢徳(めぐむ)さんの蘭軒略伝乃至歴世略伝に拠るとする...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...歴世略伝に拠るに...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...其自記に拠るに、瑞英は「神田明神下金沢町の裏店に僑居」した...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...(翁生前の手記に拠る)◇姉セキ 弘化四年未六月一日生る...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
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