...被害民は拠る所がない...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...平治物語に拠ると...
太宰治 「花吹雪」
...外より圧迫するに拠る...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...斯(かく)の如き日本の婦女日常の動作を描かんとするや筆力を主とする簡勁(かんけい)なる手法にのみ拠るべきものならず...
永井荷風 「江戸芸術論」
...『ベデカ』に拠ると...
野上豊一郎 「処女の木とアブ・サルガ」
...サキソン民法の編別に拠るべきこと...
穂積陳重 「法窓夜話」
...一般の例に拠るに少くも四十歳を越えざれば天下を動かす能はず...
正岡子規 「病牀譫語」
...他にほとんど拠るべき書類もなく...
三上義夫 「数学史の研究に就きて」
...一八九八年版ハーチングの『熟兎篇(ゼ・ラビット)』に拠ると原(も)と熟兎はスペイン辺に産しギリシアやイタリアやその東方になかった...
南方熊楠 「十二支考」
...ただし母系統を重んずるにはまた拠るべき道理の争われぬものありて...
南方熊楠 「十二支考」
...正久は系図に拠るに万治二年生で...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...応助は※斎(かんさい)詩集に拠るに...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...旧唐書に拠るに、歿年は高宗の永淳元年だとしてある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...伊沢分家の口碑に拠るに...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...里恵の書に拠るに...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...敗残の将が孤塁に拠るやうに...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...朴斎の死は行状に拠るに一月十一日戌牌(じゆつはい)で...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...義経記などの物語本に拠るしか...
吉川英治 「随筆 新平家」
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