...瀬戸内海の天塹に拠り...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...何か拠りどころが有るような気がするが...
岩本素白 「こがらし」
...勝伯(はく)の所蔵に拠り...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...以上の言う所に拠りて観察すれば...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...インテリゲンチャ乃至文化人の観念的な拠り処であり...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...頑として其の位地に拠り...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...一に事実と理義に拠りて公明正大の論断を下だすに過ぎざるなり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...堅固な拠り所のある大地の上で苦しむのと...
豊島与志雄 「鴨猟」
...作品のうちに何等かの精神的拠り所...
豊島与志雄 「文学への実感について」
...榕菴氏はどういう拠り処に基いてこれをそれに用いたものか...
牧野富太郎 「植物記」
...宇宙の涯を最後の拠り場として...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...有田郡なども南朝の皇孫が久しく拠りたまえる所々を合祀のために分からぬことと成り果たしたり...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...ゴッホを掴まえるための重要な拠り所でもあった...
三好十郎 「ゴッホについて」
...或るときは冷却しきって今夜のように拠りどころもなく...
室生犀星 「われはうたえども やぶれかぶれ」
...後に観世の祖となる観阿弥清次を生んだという記録が私の拠り所に在る...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
...転移した精神は再度時空を超えて移民する――水星の球根状植物型生物の身体を次の拠り所として...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「時間からの影」
...その拠り所がヤジローの飜訳した教義書であるということにもよるであろう...
和辻哲郎 「鎖国」
...排斥派はそれを拠り所にした...
和辻哲郎 「鎖国」
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