...アブナアは三度バルキスの足下に拝伏して...
アナトール・フランス Anatole France 芥川龍之介訳 「バルタザアル」
...ずらりと拝伏した処が描いてある...
泉鏡花 「婦系図」
...大先生のおっしゃることは無条件で拝伏して聞いていた...
中里介山 「大菩薩峠」
...新聞記者また唯々としてその前に拝伏す...
正岡子規 「従軍紀事」
...人臣の最上たる諸侯がお前(まえ)に拝伏します...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...地に拝伏して、ただ命(めい)をおそれる者――それが公卿百官であった...
吉川英治 「三国志」
...王允(おういん)、淳于瓊(じゅんうけい)、黄(こうえん)、皇甫嵩(こうほすう)なども、道の傍に、拝伏して、「おめでとう存じあげます」と、慶賀を述べ、臣下の礼をとった...
吉川英治 「三国志」
...彼の床几(しょうぎ)の前に拝伏して...
吉川英治 「三国志」
...階下遠く地に拝伏している玄徳に対し...
吉川英治 「三国志」
...朕は、皇叔が楽しんでくれれば共にうれしかろう」玄徳は、恐懼(きょうく)して、「おそれ多いことを」と、馬上ながら、鞍の前輪に顔のつくばかり、拝伏した...
吉川英治 「三国志」
...越は拝伏して、理由をのべた...
吉川英治 「三国志」
...相府の地に拝伏して...
吉川英治 「三国志」
...こう拝伏して告げると...
吉川英治 「三国志」
...芝の上に拝伏した...
吉川英治 「三国志」
...やがて孔明の前に拝伏した...
吉川英治 「三国志」
...孟優は地に拝伏し...
吉川英治 「三国志」
...さすがに、信長の騎馬、幕将たちが、城門に入るまでは、静粛、拝伏、ただ夕空に雲の紅々(あかあか)と燃ゆるのみだったが、長い長い軍隊の列も、ようやく終りになろうとし、陽も没して、夜の灯火(ともしび)がつきかけるや、わあっと、どこからとなく沸(わ)きあがった歓呼から歓呼の波を喚(よ)んで、そのまま街中は灯と踊りと酒と歌と音楽の坩堝(るつぼ)になった...
吉川英治 「新書太閤記」
...何事も拝伏して肯(うなず)く衆臣と...
吉川英治 「新書太閤記」
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