...御参りをするといへば、まるでそれが故人であるやうに、その石を拝む...
會津八一 「一片の石」
...二度と日の目を拝むことはできやしないのよ」相手の顔色を読み...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...謎の人は手を合せて拝む真似して...
江見水蔭 「丹那山の怪」
...そして泣き顔をして両手で老人を拝むやうな真似をした...
薄田泣菫 「茶話」
...ただ凡夫は愚痴蒙昧のために拝む事ができないと聞いております...
小泉八雲 田部隆次訳 「常識」
...厨子(ずし)の中にある御佛(みほとけ)を拝むようで...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...拝む心で生き拝む心で死なう...
種田山頭火 「一草庵日記」
...堂の方を拝むようにして...
徳田秋声 「足迹」
...日の目を拝む時間と云ったら...
夏目漱石 「硝子戸の中」
...門番を拝むのでした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...私に飲まして下さるように……(自分も位牌を拝む)さあ母ちゃんに頼んだから……(と再び乳房を吸わせるが出ないものは出ないので...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...それから南をあるいて日の入りは西の方で拝むという例もある...
柳田国男 「年中行事覚書」
...神を拝む者はぜひともその神の御名(みな)を知らなければならぬというのは...
柳田国男 「山の人生」
...ペッタリと土間に坐りながら片手をあげて拝む真似をした...
夢野久作 「いなか、の、じけん」
...手を合わせて盃を拝むようになった...
夢野久作 「斜坑」
...拝むようにいって...
吉川英治 「大岡越前」
...拝むように頼んでるのに...
吉川英治 「新・水滸伝」
...御先祖を拝むのだ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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