...御参りをするといへば、まるでそれが故人であるやうに、その石を拝む...
會津八一 「一片の石」
...僕は民子が一心入日を拝むしおらしい姿が永く眼に残ってる...
伊藤左千夫 「野菊の墓」
...あなた様を拝むことができまする』と叫んだのだ...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...わざわざ出て来て拝む者もありました...
中里介山 「大菩薩峠」
......
中野鈴子 「飢餓の中から」
...拝むものとは思わなかったよ」銭形平次は無関心な態度で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...大日向教なぞ拝む気にもなれないのだ...
林芙美子 「浮雲」
...またいわく尾ある猴は月減ずる時甚だ欝悒(うつゆう)し新月を望んで喜び躍りこれを拝むと...
南方熊楠 「十二支考」
...厨子王の守本尊を借りて拝むと...
森鴎外 「山椒大夫」
...さて汝達が敬ふ神を拝むことを得ん...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...人がニライを拝むには必ず海の辺(ほと)りに出で...
柳田国男 「海上の道」
...つまりは拝む人たちの競争であります...
柳田國男 「日本の伝説」
...去りながら博学畢竟拝むべき者なりや否や...
山路愛山 「明治文学史」
...山窩という奴を虫が好かんで……悪魔を拝むだけに犬畜生とも人間ともわからぬ事をしおるでのう...
夢野久作 「骸骨の黒穂」
...手を合わせて盃を拝むようになった...
夢野久作 「斜坑」
...拝むようにいって...
吉川英治 「大岡越前」
...「ほんに、お前さんの良い心もちは不愍(ふびん)じゃが、見つかると、わしらまで、後で怖ろしい目に会わされるでの」「そうじゃ、やめなされ、やめなされ」お吉は、拝むように、そういって拒(こば)む人(ひと)たちへ、なお縋(すが)った...
吉川英治 「親鸞」
...巧匠をやって彼女の形像を模写させて拝むがいいとあった...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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