...はるかに一老体の地に座して頓首(とんしゅ)再拝するを見て大いに怪しみ...
井上円了 「おばけの正体」
...この時彼は神の所造物において神を拝するを得て...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...日夜西顧父母を拝する外...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...土饅頭(どまんじゅう)に額のつくほど礼拝するのであった...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...精神的偉大を崇拝する念と融(と)け合っていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...谷崎氏を崇拝するものは敢て自分のみではない...
永井荷風 「谷崎潤一郎氏の作品」
...余故あつて日々慈顔を拝すること能はず...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...町外れの暗い檜(ひのき)林のなかに在る郷社へ参拝するためである...
中村地平 「南方郵信」
...他人のにせよ記念碑に礼拝するのがいやだった...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...今日世人が『古今集』を崇拝する気味合(きみあい)は能(よ)く存申候...
正岡子規 「歌よみに与ふる書」
...キリストを拝する耶蘇教寺と何の異あらん...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...光っていたのです先生の文章や講演は非常に影響力を持っていて中にも若い人々の間に崇拝する人が多く先生を中心にして研究会が出来ていて弟の徹男さんもその会員の一人だし私もその一人のように扱われていました兄がそんな事を私に教えてくれなかったのは田舎で寝ている間に兄がおくれてしまったのだそれを先生たちが育て上げ前進させているその道を私が進むことはつまり兄の考えを受けつぎ...
三好十郎 「殺意(ストリップショウ)」
...貴人を崇拝する田舎(いなか)風な性質になっている守は驚きもし臆(おく)しもしながら繰り返し繰り返し薫の手紙を読んでいる...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...わたしは太陽を崇拝する人々に最も喜んでくみしたろうと思う...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...聖人の像が前かけをしていないとこれを礼拝するのをおそれる者と同じである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...参籠(おこもり)堂とも言ふべき所には緬甸(ビルマ)から来て印度(インド)の仏跡を巡拝する中流以上の老若男女の大連(だいれん)が逗留して居て...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...特に尊顔を拝すべし...
吉川英治 「三国志」
...思いがけぬ叙封の沙汰を拝すると...
吉川英治 「三国志」
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