...更に透明なる言語を用ゐれば寧ろ自然と本能との崇拜である...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...拜みては言ふ隙に...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...ねえ――メール新聞では毎日の樣に拜見してゐましたが...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...秋篠寺で拜んだ伎藝天女のふつくりとした面ざしを幻に描いて酒にでも醉つたやうな心持であつたが...
薄田泣菫 「旋風」
...拜承(かしこ)まりまして御坐(ござ)りまする...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六號室」
...幸にして御拜顏の折を得て...
高山樗牛 「瀧口入道」
...もう誰(た)れもあの爛々(ぎら/\)した太陽(たいやう)を拜(をが)まぬやうにもなるであらう...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...203 ペロポンネソスの北岸(II 575)ポセードーンを崇拜の二市...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...昨年の夏は佐藤定吉博士の開かれた淺間山麓の夏期修養會の禮拜に家族一同と共に出席して...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...今まで拜んで居る天はそれは間違つて居るといふことで...
内藤湖南 「大阪の町人學者富永仲基」
...三重吉先生破戒以上の作ヲドン/\出シ玉へ 以上十月二十六日夏目金之助鈴木三重吉樣四六八明治三十九年十二月八日 午後(以下不明) 本郷區駒込千駄木町五十七番地より本郷區臺町福榮館鈴木三重吉へ拜啓別紙山彦評森田白楊より送り來り候御參考の爲め入御覽候ホトヽギスを書き始めんと思へど大趣向にて纒らず切ればカタワとなる...
夏目漱石 「鈴木三重吉宛書簡―明治三十九年」
...片手拜みに近付いて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...われ/\は日本(につぽん)の古(ふる)い時代(じだい)の御陵(ごりよう)を巡拜(じゆんぱい)すれば...
濱田青陵 「博物館」
...何故佛樣を拜まないのですか...
林芙美子 「玄關の手帖」
...お佛さま拜んで下さい...
林芙美子 「夜福」
...名人の譽ある者には拜謁を許し...
福沢諭吉 「帝室論」
...寧ろ此一事によりて余は所謂萬葉崇拜者が能く萬葉の趣味を解したりや否やを疑はざるを得ざるなり...
正岡子規 「萬葉集卷十六」
...山頂を眺むるに一種の崇拜の情なしではゐられなかつた...
吉江喬松 「山岳美觀」
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