例文・使い方一覧でみる「招き」の意味
スポンサーリンク...ちょっと誤解を招き易（やす）いようなあぶない言葉を書き送ったが... 
太宰治 「パンドラの匣」
...館（やかた）まで即刻お越し下さるようお招きでござります……」馬はぴょこりとお辞儀をすると...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「接吻」
...しきりに合図をしながら彼を手招きしているが...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...手招きをして丸木舟を押しやつてやりました...
豊島与志雄 「アフリカのスタンレー」
...かゝる下町には毎夜沈滯せる濃霧の中に花と寶石と衣裳とに飾られたる情死と合戰との演劇ありて看客を招き集るなり...
永井荷風 「佛蘭西人の觀たる鴎外先生」
...室（へや）の出口でちょっと振り返って芳江を手招きした...
夏目漱石 「行人」
...道徳の関係しない文芸のことは全然論外に置いて考えないと誤解を招きやすいのであります...
夏目漱石 「文芸と道徳」
...田舍の風流氣ある大小名の招きに應じて...
原勝郎 「足利時代を論ず」
...わが共同の邸宅に招き一夕（せき）盛大なる晩餐会を催すにつき...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...長期の服役を招きかねない...
フレッド・Ｍ・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...もういっぺん春寒の夜空に揺れている「桂文楽」の招き行燈をハッタと睨んだ...
正岡容 「小説 圓朝」
...庭に下り立ちて露月を招きます...
三上於兎吉 「艶容万年若衆」
...家康が武田の旧臣を身方に招き寄せている最中に...
森鴎外 「佐橋甚五郎」
...荘園の始めには根本の開墾権者は空手でその地に臨み少分の地利を収めて満足するのみで地方の下受人が各自労力と資本とを携えて来てその招きに応ずるのであるから墾地はいまだ開かざる前にこれを各人に割渡したのである...
柳田國男 「地名の研究」
...手招きをして家の中へはいった...
山本周五郎 「柳橋物語」
...もしあなたが我が子をこれへ招きよせて...
吉川英治 「三国志」
...来い」手招きして近づけ...
吉川英治 「新書太閤記」
...「――ではすでに、それへお出向きなさることに、お約束なさいましたか」「されば、折角の招き、明朝参じようと、使いにいうて帰したが」「いつ頃のことで？」「きょうの午（ひる）頃であったかの」「さてこそ、急に思いついた計とみえまする」「計とは？」「――決して、明朝はお出向きなされてはなりませぬ...
吉川英治 「新書太閤記」
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