...彼女は細かいことに拘泥してストレスを感じている...
...この案件に拘泥せず、他の視点からも見てみましょう...
...彼は自分の意見に拘泥して、他人の意見を聞き入れない...
...テストで点数に拘泥するよりも、自分がどの部分で理解不足があるかを分析しましょう...
...デザインに拘泥していたため、期限を守れなくなってしまった...
...徒(いたず)らに伝統の儀礼法式に拘泥し...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...さうして自分の小さい執拗と拘泥とを惡んだ...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...つまらぬ些事(さじ)に拘泥(こうでい)するものとし或(ある)ひは時勢(じせい)に通(つう)ぜざる固陋(ころう)の僻見(へきけん)とするものあらば...
伊東忠太 「國語尊重」
...徒らにわが國語の語源的説明に拘泥してしまつた弱點はある...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...抑揚頓挫(とんざ)などという規則には拘泥(こうでい)しない...
上田敏 「『新訳源氏物語』初版の序」
...私はこんな順序に拘泥せずしかも手本もなしに美人画を腕に摂(つ)め込むまでには...
上村松園 「雷同性に富む現代女流画家」
...いひかへれば物に拘泥するのである...
種田山頭火 「行乞記」
...実際あなたは余りに富子さんの過去に拘泥しすぎていらるるようです...
豊島与志雄 「囚われ」
...あるひはまた彼が一派一流の狭き画法に拘泥(こうでい)するの遑(いとま)なかりしが如き...
永井荷風 「江戸芸術論」
...女の子はしきりに文字の末に拘泥(こうでい)していますから...
中里介山 「大菩薩峠」
...……」おれも拘泥している...
夏目漱石 「野分」
...拘泥の煩(はん)を払って...
夏目漱石 「野分」
...文字の加減などが原典の意味に拘泥(こうでい)することなく...
三木清 「親鸞」
...あまりに文字に拘泥した説明である...
柳田國男 「地名の研究」
...とはいえ在来の文芸上の約束に拘泥する必要は一つもない...
夢野久作 「甲賀三郎氏に答う」
...歴史家のごとく史實にのみ拘泥せず...
吉川英治 「折々の記」
...自己を主張せず理智に拘泥(こうでい)せず...
和辻哲郎 「孔子」
...すなわち「孝」というごとき特殊の人に対する徳に拘泥してはならない...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
便利!手書き漢字入力検索