...彼女は細かいことに拘泥してストレスを感じている...
...この案件に拘泥せず、他の視点からも見てみましょう...
...彼は自分の意見に拘泥して、他人の意見を聞き入れない...
...テストで点数に拘泥するよりも、自分がどの部分で理解不足があるかを分析しましょう...
...デザインに拘泥していたため、期限を守れなくなってしまった...
...拘泥したところがあるから...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...抑揚頓挫(とんざ)などという規則には拘泥(こうでい)しない...
上田敏 「『新訳源氏物語』初版の序」
...私はこんな順序に拘泥せずしかも手本もなしに美人画を腕に摂(つ)め込むまでには...
上村松園 「雷同性に富む現代女流画家」
...俺はお前の言うような星菫派じゃない」成程あれに拘泥(こだわ)っていたのかと僕は気がついた...
梅崎春生 「蜆」
...物に拘泥(こうでい)しない...
ダウィット Jacob Julius David 森鴎外訳 「世界漫遊」
...その説の起る由來を辨ぜずして末節に拘泥し是非の論をなすもので...
内藤湖南 「大阪の町人學者富永仲基」
...歴史家は動もすれば其説に拘泥して民族の關係などを研究しようとするが...
内藤湖南 「女眞種族の同源傳説」
...今日(こんにち)浮世絵の研究は米国人フェノロサその他新進の鑑賞家出でて細大漏(もら)す処なく完了せられたるの後(のち)溯(さかのぼ)つてゴンクウルの所論を窺(うかが)へば往々(おうおう)全豹(ぜんぴょう)を見ずして一斑(いっぱん)に拘泥(こうでい)したるの譏(そしり)を免れざるべし...
永井荷風 「江戸芸術論」
...少しもそれに拘泥(こうでい)していない様子を見せ...
中島敦 「虎狩」
...これは帯に拘泥(こうでい)するからである...
夏目漱石 「野分」
...冷評しても罵詈(ばり)しても自分だけは拘泥せずにさっさと事を運んで行く...
夏目漱石 「野分」
...形に拘泥するの結果...
二葉亭四迷 「余が翻訳の標準」
...二、記者招待と思ふと、やりにくゝ、拘泥る...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...我々の少しも拘泥してはならぬこのものが...
三木清 「人生論ノート」
...私たちは一々読者の反応ということについて拘泥しては居ない...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...神経質になって拘泥するなどのことは決しておありなさるまいからと...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...それに拘泥してゆくそのゆきかたがどういうものか...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...当面の些事(さじ)にもひどく拘泥(こうでい)して...
吉川英治 「新書太閤記」
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