...彼女は細かいことに拘泥してストレスを感じている...
...この案件に拘泥せず、他の視点からも見てみましょう...
...彼は自分の意見に拘泥して、他人の意見を聞き入れない...
...テストで点数に拘泥するよりも、自分がどの部分で理解不足があるかを分析しましょう...
...デザインに拘泥していたため、期限を守れなくなってしまった...
...物に拘泥(こうでい)しない...
ダウィット Jacob Julius David 森鴎外訳 「世界漫遊」
...格式に拘泥(こうでい)しない自由な行き方の誹諧であるのか...
寺田寅彦 「俳諧の本質的概論」
...藩閥の情弊に拘泥して改善の実蹟なきを責め...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...歴史家は動もすれば其説に拘泥して民族の關係などを研究しようとするが...
内藤湖南 「女眞種族の同源傳説」
...しかしそんなことにあまり拘泥すると美術学校の落第生のような画になってしまう...
中谷宇吉郎 「先生を囲る話」
...兄さんは何にも拘泥(こうでい)していない自然の顔をみると感謝したくなるほど嬉(うれ)しいと私に明言した事があるのです...
夏目漱石 「行人」
...そこに疳癪(かんしゃく)が拘泥(こうでい)していそうだが...
夏目漱石 「坑夫」
...したがって古(ふるき)に拘泥(こうでい)してあらゆる未来の作物にこれらを応用して得たりと思うは誤りである...
夏目漱石 「作物の批評」
...この人は全く胃が健康だから胃に拘泥(こうでい)する必要がない...
夏目漱石 「野分」
...全身を挙げてそこへ拘泥(こだわ)らなければならなかった...
夏目漱石 「明暗」
...こんなにあつさりと話しかけられること――こんなに拘泥(こだ)はりなく取扱はれるのを聞くこと――が彼には...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...帝の訓令に拘泥せずに...
穂積陳重 「法窓夜話」
...何故そんなに拘泥するのか俺は不思議でならぬ...
牧野信一 「木枯の吹くころ」
...拘泥して居りませんから...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...現象の実体も知らずに方法論に拘泥(こうでい)するのは...
矢部貞治 「政治学入門」
...人びとがすべてかくしもっている隠微な秘密の部分への幼い拘泥ではないのか...
山川方夫 「愛のごとく」
...只文句ばかりに拘泥して禁止をする...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...些末(さまつ)に拘泥(こうでい)しておって...
吉川英治 「三国志」
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