...拓本を飾る美術館の展示が素晴らしかった...
...この古書店には貴重な江戸時代の拓本がある...
...拓本を取る作業はとても繊細な作業が必要だ...
...スケッチブックに拓本を貼って、風合いを出したデザインをした...
...神社の社務所で拓本を購入することができる...
...その上から油墨で刷つたものが俗にいふ石刷即ち拓本で...
會津八一 「拓本の話」
...明時代に取つた拓本が一二枚今日迄遺つて居る...
會津八一 「拓本の話」
...そこで碎けないさきの拓本であるといふので一枚二千圓と號して居た...
會津八一 「拓本の話」
...なるほど東洋で珍重された拓本は...
會津八一 「拓本の話」
...又は其他の造型美術の拓本を作ることが行はれて來て...
會津八一 「拓本の話」
...日本の金石文の拓本のことについて云つてみても...
會津八一 「拓本の話」
...昔奈良の東大寺にあつた二つの唐櫃の銘文の拓本を持つて居るが...
會津八一 「拓本の話」
...ところがその失はれた唐櫃の銘文の拓本が私の所にあるといふわけだ...
會津八一 「拓本の話」
...今秋は朝鮮の拓本の展覽會を開いて...
會津八一 「拓本の話」
...それで拓本が出來る...
會津八一 「拓本の話」
...支那製の雪花墨又は日本製の釣鐘墨といふもので靜かにそして細かに其上を撫ではせば乾いたまゝで拓本が出來るが...
會津八一 「拓本の話」
...六朝あたりの碑碣の拓本...
高村光太郎 「書の深淵」
...弥勤菩薩等々ノ坐像ノ拓本ガ示サレテイル...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...拓本が到着した旨を佐々木看護婦からやがて知らせて来た...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...其處に列べてあるのが富永家の墓の拓本であります...
内藤湖南 「大阪の町人學者富永仲基」
...其處に出してございます拓本の中...
内藤湖南 「大阪の町人學者富永仲基」
...そんな調子で、話がそれからそれとはずんで行くうちに、白雲が、ついに望蜀(ぼうしょく)の念を起してしまって、「ああ、それそれ、もう一つ仙台家に――特に天下に全くかけ替えのない王羲之(おうぎし)があるそうですが、御存じですか、王羲之の孝経――」「有ります、有ります」玉蕉女史が言下に答えたので、白雲がまた乗気になり、「それは拝見できないものでしょうかなあ」「それはできません」女史はキッパリ答えて、「あればっかりは、わたくしどもも、話に承っておりまするだけで、どう伝手(つて)を求めても拝見は叶いません、いや、わたくしどもばかりではございません、諸侯方の御所望でも、おそらくは江戸の将軍家からの御達しでも、門外へ出すことは覚束なかろうと存じます」「ははあ、果して王羲之の真筆ならば、さもありそうなことですが、王羲之の真筆はおろか、拓本でさえ、初版のものは支那にも無いと聞いています――そういう貴重の品が、どうして伊達家の手に落ちたか、その来歴だけでも知りたい」という白雲の希望に対しては、玉蕉女史が、次の如く明瞭に語って聞かせてくれました...
中里介山 「大菩薩峠」
...大師流の拓本(たくほん)が載っている...
吉川英治 「宮本武蔵」
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