例文・使い方一覧でみる「拓く」の意味
スポンサーリンク...五十度の傾斜のある地面に水田を拓くとして... 
犬田卯 「荒蕪地」
...これを拓くことを知っている...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...あるいは街燈の柱なりを打ち建てる場所を拓くとしよう...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...自分等の新らしい運命を拓く爲めと答へるだけで...
高濱虚子 「續俳諧師」
...自分達の不利益においてもなおかつ後進の道を拓く精進と思っているのだろうか...
辰野隆 「芸術統制是非」
...丹青を加へて拓くと云ふことを知つて居るではないか...
田中正造 「亡國に至るを知らざれば之れ即ち亡國の儀に付質問」
...車道を拓くべからずだ！頬白...
種田山頭火 「行乞記」
...オホツクから澳門への最短航路を拓くこと...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...経済統計学に対して全く新しい道を拓くものである...
戸坂潤 「読書法」
...つまりこの道を切り拓くべき運命を担っているがために...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...この荒地はおいらが手で拓くだと思ってみろ...
豊島与志雄 「土地」
...これが土地を拓くつもりではなく...
中里介山 「大菩薩峠」
...民族の道を拓くために...
中谷宇吉郎 「科学は役に立つか」
...熊笹を切って荒地を拓くことだけを開発だと思ったら...
中谷宇吉郎 「北国の春」
...この世で私達がどれだけ苦労して道を拓くかはお分かりだろう？ 天才のひらめきか...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...拓くべき余地がまだ終りなくあるからである...
柳宗悦 「和紙の美」
...ばかな」笹藪だらけの荒地を拓くことが...
山本周五郎 「さぶ」
...拓くと中に北川氏の「渡船場附近」という短篇が見えてゐる...
横光利一 「詩集『花電車』序」
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