...而(しか)してその結果は当然他国に於ても復讐的にまたその国の貨物に重税を課してその輸入を拒むに至るべく...
大隈重信 「永久平和の先決問題」
...モシ誓ヲ破ッタラ処罰(ショケイ)サレルコトヲ承知シマス』一雄は日本に残っている妻のことを考えると拒むことが出来なかったと云います...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「恐怖の幻兵団員」
...」笹村は侵入者を拒むような調子で言った...
徳田秋声 「黴」
...それをも拒むわけにはゆかなかった...
豊島与志雄 「月明」
...そういう想念を拒む何かが...
豊島与志雄 「塩花」
...ほとんど拒むことを許さないような調子で尋ねたのだった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...拒むわけにはゆきません...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...單なる事實性實在性はもとより主體の處理を拒むであらう...
波多野精一 「時と永遠」
...彼もまたそれに同調することを拒むわけにはいかないようであった...
山本周五郎 「青べか物語」
...おいちは拒むことができなかった...
山本周五郎 「つばくろ」
...おみやが拒む筈はない...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...人に気取られては一大事じゃ」「誰がこんな夜更けに来るもんかねえ……」「でも……」新九郎は拒む言葉に窮した...
吉川英治 「剣難女難」
...この窮鳥を拒むことは自分の気持としてはできない」「……は...
吉川英治 「三国志」
...それを拒むことは...
吉川英治 「三国志」
...同じように関門の将士が、通過を拒むと、(王命を奉じて通るに何人か我を拒まん...
吉川英治 「三国志」
...蜀から要請されると無礙(むげ)に出兵を拒むこともできない...
吉川英治 「三国志」
...しかし老母の恭謙(きょうけん)な礼儀はそれをそっと拒むかのようにして...
吉川英治 「新書太閤記」
...名誉教授に任ぜられなかった前教授に対してはそれを拒むというのではないであろう...
和辻哲郎 「非名誉教授の弁」
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