...議論としてそれを拒む人はあるかも知れないが...
有島武郎 「自然と人」
...あんなに拒むはずがない...
伊藤永之介 「押しかけ女房」
...無造作に拒むことの出来ない身であるから...
伊藤左千夫 「野菊の墓」
...そして登らうとする頭から火のやうな光を浴びせて人を拒むのを廢めて...
江南文三 「佐渡が島から」
...米が広東(カントン)に鉄道の敷設を創(はじ)むるとこれを拒む...
大隈重信 「三たび東方の平和を論ず」
...われわれはそれを拒むべきであろうか...
ピョートル・アレクセーヴィチ・クロポトキン Pyotr Alkseevich Kropotkin 大杉栄訳 「共産食堂」
...勅ゆえに拒むことが出來ずに裳を着改へたりしてゐるさまなどがはつきりと映つて見えた...
田山花袋 「道綱の母」
...何事でも拒むことは滅多になかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...「思想あるいは力によって打ち勝った人々に拒む...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...此の法律を拒む者は...
内藤湖南 「日本國民の文化的素質」
...それを拒む理由もないので...
野村胡堂 「悪魔の顔」
...それは出来るものでないと拒むかも知れない...
正岡子規 「病牀六尺」
...我々のいつわらぬ感情の表出を拒むのは間違っている...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...制度それ自身が「正しさ」と「美しさ」とを拒むからである...
柳宗悦 「工藝の道」
...かくべつ拒む理由もないので...
山本周五郎 「日本婦道記」
...「英国が勝利を得た原因の半は女子にあることを拒むことが出来ない」と述べたほどでした...
与謝野晶子 「「女らしさ」とは何か」
...寧ろ拒むやうにしてゐた...
吉江喬松 「山岳美觀」
...彼がそれからそのものを得た所の土地の所有者に与えることを拒むとしても...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
便利!手書き漢字入力検索