...併し情調の生活は往々にして思想と人格とを拒むの生活となる...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...何人も拒むことを得ざるところである...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...誰れが戦争をするのか? 誰れが富を造り出すのか? 若し婦人が小児の無差別な養育を拒むなら...
エンマ・ゴルドマン 伊藤野枝訳 「結婚と恋愛」
...僕もそれを拒む理由はないし...
梅崎春生 「ボロ家の春秋」
...「生ともいわじ死ともいわじ」と答を拒む外ないのである...
田辺元 「メメント モリ」
...覆面で顔見せを拒むドイツ人が何を望んでいるか...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「ボヘミアの醜聞」
...ほとんど拒むことを許さないような調子で尋ねたのだった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...あえて拒むものではなかった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...おろくは手を振って拒む...
長谷川伸 「沓掛時次郎 三幕十場」
...部屋は僕を拒む...
原民喜 「鎮魂歌」
...口では拒むような事を言いながら...
二葉亭四迷 「平凡」
...拒むことは出来ないのだ――と...
本庄陸男 「石狩川」
...その実は己れを怨み初めより己れの懺悔慰藉を拒むものにはあらざるか...
宮崎湖処子 「空屋」
...拒む気力なく二三間退く...
山本周五郎 「おもかげ抄」
...拒む隙もなかったのである...
山本周五郎 「屏風はたたまれた」
...帝も拒むお力はなく...
吉川英治 「三国志」
...もう拒む力のない清十郎を...
吉川英治 「宮本武蔵」
...彼女の右足が左足を追い越すことを拒む...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
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