...早拍子な流行歌を唄いつれて...
有島武郎 「星座」
...ピシリとそこへ高拍子を打込んだのが...
泉鏡花 「歌行燈」
...ううんと大欠伸(おおあくび)をした拍子(ひょうし)に...
海野十三 「少年探偵長」
...その手拍子が自分の手拍子と合うにつけてもうらみはまさるというのであります...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...会場からまた拍手に送られて退出し...
太宰治 「みみずく通信」
...それで煙草を喫(の)む拍子にマッチの火で見ると...
田中貢太郎 「指環」
...華やかな、山のある演説であつたので、一同拍手して、心から敬服した...
オイゲン・チリコフ Evgenii Nikolaevich Chirikov 森林太郎訳 「板ばさみ」
...突拍子(とっぴょうし)もない声でいきなり...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...センキーンーンタン」というふうに全く同じ四拍子アンダンテの旋律を繰り返しながら...
寺田寅彦 「物売りの声」
...舵手の数学的拍子で漕いでいる場合...
中井正一 「リズムの構造」
...和尚ははたと掌(たなごころ)を拍(う)つ...
夏目漱石 「草枕」
...腹を蹴つても(然し私には思ひきり拍車をかける度胸がないのだ...
牧野信一 「夜見の巻」
...拍車をつけた足で拍子を取る...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ある幸福」
...突拍子もねえことを云(い)やがる的になる...
水野葉舟 「言文一致」
...又あたりから盛んに拍手が起つた...
宮原晃一郎 「風変りな決闘」
...その拍子に鼻の穴から湯が這入ったのを吐き出そうとして...
夢野久作 「鉄鎚」
...銀拍車という扮装(いでたち)で...
夢野久作 「暗黒公使」
...見物の拍手が湧いていた...
吉川英治 「宮本武蔵」
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