...其背を拊(う)つて曰ふ...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...その中に掌(たなごころ)を拊(う)つて談笑する二人の男を立たせてゐる...
芥川龍之介 「戯作三昧」
...掌(たなごころ)を拊(う)って一笑した...
芥川龍之介 「秋山図」
...誰か掌(たなごころ)を拊(う)つて大笑(たいせう)せざらん...
芥川龍之介 「わが家の古玩」
...茂りあひたる梢は頻りに我頬を拊(う)てり...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...衣紋(えもん)を軽(かろ)く拊(う)ちながら...
泉鏡花 「婦系図」
...どよみは胸(むね)を拊(そたた)きて...
薄田淳介 「白羊宮」
...あたかもこれ吭(のど)を縊(い)して背を拊(う)つの政策にして...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...「鳴かぬ烏の闇に滅(め)り込むまでは……」と六尺一寸の身をのして胸板を拊(う)つ...
夏目漱石 「幻影の盾」
...礑(はた)と膝を拊(う)って...
二葉亭四迷 「平凡」
...彼らが目を見合わせてうなずいたり膝(ひざ)を拊(う)ったりしたことでも...
柳田国男 「木綿以前の事」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??