...急に婦人を拉(ひ)きつゝ...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...騎者等の我を拉(ひ)き往くは...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...その瞳は取り乱し打ち拉がれたかのようで...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「サセックスの吸血鬼」
...私を打ち拉ごうとするものがある...
豊島与志雄 「紫の壜」
...それからコロリ(虎列拉(コレラ))の流行ったことがあった...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...彼を拉(らっ)してずんずん先へ進んだ...
夏目漱石 「明暗」
...……絞めた蕃拉布のはしを急にとけないように小間結(こまむす)びにしておくなんて芸当が...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...おつそろしい拉典語きちがひになつて父親のところへ戻つて来たが...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...見る間に一切の私を拉し去つてしまふのであつた...
牧野信一 「熱い風」
...拉(らっ)し去られた...
牧野信一 「鬼涙村」
...そして再び腕の台に転落すると、またもや激流にのつた小舟の威勢で見る影もなく、拉し去られた...
牧野信一 「鬼涙村」
...古い拉甸(ラテン)語の如きはあれは Latium の中の Roma の上流者の言葉である...
森鴎外 「假名遣意見」
...拉甸(ラテン)人種式の頭の良さとを同時に持っているので御座いますが...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...路上から玄蕃を拉(らっ)して行ったという事実をふと聞き込んだ...
吉川英治 「剣難女難」
...もっとも能登ノ介清秋が宮方の手に拉致(らち)されて行った風聞はもう島々に高かったから...
吉川英治 「私本太平記」
...生き証人を拉(らっ)して...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...花すみれが拉(ひし)がれていた...
吉川英治 「宮本武蔵」
...彼を拉(らっ)して行った...
吉川英治 「山浦清麿」
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