...個性の緊張は私を拉(らつ)して外界に突貫せしめる...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...艤(ふなよそひ)せる羅刹(らせつ)の罪あるものを拉(ひ)き去るあたりは...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...別に下界の龍神を拉し来りて...
高木敏雄 「比較神話学」
...「阿拉勿関(アラブクエ)」である...
高見順 「いやな感じ」
...ブリグス青年がいずくからともなく拉(らっ)し来った一九二五年型何とかいう自動車に打ち乗って...
谷譲次 「踊る地平線」
...同じ拉丁(ラテン)系民族のなかでも...
谷譲次 「踊る地平線」
...母と妹の心身を打ち拉ぎ...
豊島与志雄 「落雷のあと」
...それからコロリ(虎列拉(コレラ))の流行ったことがあった...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...で前云った通り此種の小説の特色としては人生の死活問題を拉(らっ)し来(きた)って...
「高浜虚子著『鶏頭』序」
...……絞めた蕃拉布のはしを急にとけないように小間結(こまむす)びにしておくなんて芸当が...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...視る者の魂を力強く極楽の空に拉した...
牧野信一 「バラルダ物語」
...昭和戦前の深夜オペラ館の踊子を拉して廓内の小料理屋に一酌...
正岡容 「異版 浅草燈籠」
...「これはわしの弟子で拉(つ)れて来たのですから...
室生犀星 「あじゃり」
...九歳の時に裏山に拉(つ)れこまれた...
室生犀星 「神のない子」
...虎列拉(コレラ)に冒されたのかも知れない...
森鴎外 「細木香以」
...その虎列拉(コレラ)たることを斷じたが...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...心持玉子(たまご)形をした拉典(ラテン)系統の顔の輪廓と...
夢野久作 「暗黒公使」
...きのう新田方の武士が拉(らっ)して来た喧嘩相手の若侍の身を...
吉川英治 「私本太平記」
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