...鍋釜(なべかま)の鋳掛(いかけ)の荷が置いてある――亭主が担ぐか...
泉鏡花 「唄立山心中一曲」
...自分を担ぐようにして...
泉鏡花 「海城発電」
...そして烏啼以下五名の賊徒を引担ぐと...
海野十三 「暗号の役割」
...例の大きな三つのトランクを軽々と担ぐと...
海野十三 「戦時旅行鞄」
...天秤棒を担ぐ八百屋であるにも拘らず...
丘浅次郎 「人類の誇大狂」
...兵なら担ぐかも知れない?」若者頭の巳之(みの)さんが煙管(きせる)をくわえたまま言った...
徳永直 「あまり者」
...冬の最中にも裸で担ぐのを自慢にしていた...
直木三十五 「南国太平記」
...神輿(みこし)を担ぐように大勢して舁(かつ)ぎ上げたようです...
中里介山 「大菩薩峠」
...うかつに担ぐと命がねえぞ」「ああ銭形の親分」いやもう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...担ぐ気になる手前(てめえ)じゃあるめえ」「まずそんなところで」「呆(あき)れた野郎だ」そんな事を言いながらも...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...若い女を抱くか引っ担ぐかしては...
野村胡堂 「笑う悪魔」
...親父はよく都合の悪いときにばかり縁起を担ぐのであった...
原民喜 「縁起に就いて」
...担ぐよりも引ずり出す方が早いのだからね...
久生十蘭 「魔都」
...自分の姪が片棒を担ぐなんて信じられないだろうから...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...逃亡者を紹介する片棒を担ぐようにお願いしていますね...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...これを二人の壮丁が前後して担ぐのである...
牧野信一 「バラルダ物語」
...風呂敷に包んで天秤棒の先につけて担ぐ...
山本笑月 「明治世相百話」
...自分も土を担ぐ、石を運ぶ...
吉川英治 「鬼」
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