...冬の最中にも裸で担ぐのを自慢にしていた...
直木三十五 「南国太平記」
...以て如何にその価値が分るなんぞというようなことを云い触らしていやに菊池を担ぐ者共が文壇や出版界にいるのが随分おかしいことだと思っていた...
中里介山 「生前身後の事」
...松さんは担ぐために縄を掴(つか)んだが...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...他人同士じゃ血と血が刃物の上で交るのは縁起が悪いって言いますぜ」「そんな事を担ぐ人もあるだろうよ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ベロンベロンに酔っ払ったお町を引っ担ぐようにして伴(つ)れて来ました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...二八五郎は平次を引っ担ぐようにして...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...足の悪い春松を引っ担ぐように...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...若い女を抱くか引っ担ぐかしては...
野村胡堂 「笑う悪魔」
...親父はよく都合の悪いときにばかり縁起を担ぐのであった...
原民喜 「縁起に就いて」
...此肩(これ)に担ぐか見る目も愁(つ)らし...
樋口一葉 「大つごもり」
...しめえにァ人殺しの片棒を担ぐようなことになるンだ...
久生十蘭 「魔都」
...担ぐのは、踊りの晩に限られたしきたりなんで...
牧野信一 「鬼涙村」
...担ぐのは、踊りの晩に限られた為来りなんで...
牧野信一 「鬼涙村」
...「その天秤の後ろを担ぐ私も――」と続けて雪二郎が更に私を膝の上に享け渡されて...
牧野信一 「バラルダ物語」
...こっちの片棒を担ぐつもりかなんぞのように...
山本周五郎 「風流太平記」
...風呂敷に包んで天秤棒の先につけて担ぐ...
山本笑月 「明治世相百話」
...「何も御幣(ごへい)を担ぐんじゃありませんがね...
夢野久作 「難船小僧」
...恐ろしく担ぐじゃねえか」「担ぐんじゃねえよ...
夢野久作 「難船小僧」
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