...そして烏啼以下五名の賊徒を引担ぐと...
海野十三 「暗号の役割」
...例の大きな三つのトランクを軽々と担ぐと...
海野十三 「戦時旅行鞄」
...桜の枝を担ぐように肩に当てる...
外村繁 「落日の光景」
...冬の最中にも裸で担ぐのを自慢にしていた...
直木三十五 「南国太平記」
...棺を担ぐのもやはりそれ等のものがやったと覚えている...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...それから彼はわたくしの手を握り、電灯を担ぐと、そのまま納骨堂の中に消えて行きました...
西尾正 「墓場」
......
野口雨情 「未刊童謡」
...平馬の永井家乗取り策の片棒を担ぐことになったのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...若い女を抱くか引っ担ぐかしては...
野村胡堂 「笑う悪魔」
...大なり小なり運命論者であるような人の多くに似て縁起を担ぐ人間であった彼は...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...お客さんです……若い女のひと」「また担ぐんでしょう」白髪をオールバックに撫でつけ...
久生十蘭 「虹の橋」
...担ぐよりも引ずり出す方が早いのだからね...
久生十蘭 「魔都」
...しめえにァ人殺しの片棒を担ぐようなことになるンだ...
久生十蘭 「魔都」
...逃亡者を紹介する片棒を担ぐようにお願いしていますね...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...ジョージ卿のような人物がそんな片棒を担ぐとは信じられない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...こっちの片棒を担ぐつもりかなんぞのように...
山本周五郎 「風流太平記」
...風呂敷に包んで天秤棒の先につけて担ぐ...
山本笑月 「明治世相百話」
...それでもお通が起たないので、今度は猛然と、片手で襟がみをつかみ、「来いっ」ずるずると、地を引き摺られながらお通が、池心の火へ向って、悲鳴をあげようとすると、又八はその口を手拭で縛って、引っ担ぐように、堂の中へ抛(ほう)りこんだ...
吉川英治 「宮本武蔵」
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