...今病院へ担ぎ込んだ所です...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...石炭担ぎの労働者が一人路(みち)の片側にしやがんで...
薄田泣菫 「茶話」
...居酒屋から何かの袋をしきりに担ぎ出して...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...とにかく今夜のうちに担ぎ込もう...
徳田秋声 「黴」
...そんなものを担ぎ込む人の気がしれないね...
徳田秋声 「爛」
...拝殿に立てた幣(ぬさ)も引っこ抜いて担ぎ出しました...
中里介山 「大菩薩峠」
...小僧は天秤棒を担ぎあげて...
中原中也 「良子」
......
野口雨情 「未刊童謡」
...よろぼいよろぼい庭を隔てた自分の家へ担ぎ込んで行ったのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...彼を水夫室に担ぎ込んだ...
葉山嘉樹 「労働者の居ない船」
...すみませんでしたと担ぎだしてしまう……お嬢さんが...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...行子のほうは小田原一の分限者といわれる蘆屋(あしや)道益の一ノ姫だから、荷担ぎのほかに、倔強な供と女房ぐらいは連れ、縫箔のある小袖に精巧な地の薄衣(うすぎぬ)をかぶった優美な旅姿をしていたことだったろう...
久生十蘭 「うすゆき抄」
...スッポンや法螺忠が担ぎ出されて...
牧野信一 「鬼涙村」
...平次は作業場から米俵を担ぎだして...
牧野信一 「水車小屋の日誌」
...ところが駕籠を担ぎだすとたん...
正岡容 「我が圓朝研究」
...本当に担ぎ呉服をしているかどうかも...
山本周五郎 「さぶ」
...それは御幣担ぎというものだ」「冗談じゃない...
山本周五郎 「竹柏記」
...六人の車夫に車へ担ぎ上げられて池上まで否応なし...
山本笑月 「明治世相百話」
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