...棒にひっかけて二人で肩に担う...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...大憂を担うものに眺められて...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...然(しか)れども双肩(そうけん)以て内憂外患を担う乱世の宰相たる器(うつわ)にあらず...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...夫がやがて(又してもドイツに於ける)社会学全体の今後の運命を担う者でなければならない...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...従って内容的・現実的・質料的原理を担うているからである...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...連帯者たる他の諸思想への歴史社会的責任を担う...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...一切の認識は判断という性格を担う...
戸坂潤 「空間概念の分析」
...今までの如く不得手な役目を担うというのでないから...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...早稲田大学文学士といふ理由で常々彼等から絶大な信望を担うてゐたからである...
牧野信一 「ファティアの花鬘」
...なぜなら今や商品の構造は社会的存在一般の対象性の原型として普遍的意味を担うことにまで到達したからである...
三木清 「マルクス主義と唯物論」
...労働の運命を担う大衆が...
柳宗悦 「工藝の道」
...身に担うの意に基(もとづ)いたのか...
柳宗悦 「蓑のこと」
...担う小者は、一里二里ごとに、肩を代えて行くが、すぐ汗もしとどに喘(あえ)ぎ出す...
吉川英治 「私本太平記」
...この租税の負担を担うであろう...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...熟練工たちはこの新たな企てを成功させるために必要な全てを携えてきた――岩石用起重機を培養する元になるショゴスの組織や次いで洞窟都市で荷役を担う獣類...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
...市民は古い伝統を担う将軍よりも...
和辻哲郎 「鎖国」
...しかしそれは顔として意味価値を担うのである...
和辻哲郎 「自己の肯定と否定と」
...『記』『紀』の上代の叙情詩にも同様の意義を担うものが少なくないであろう...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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