...そしてこの大きな栄誉を担う人々の徽章として豹の毛皮(今ならヘルメリンの毛皮に当る)をまとうことを許されていたのである...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...アイヌ語の開拓者としての名誉を担うべき人なのであります...
知里真志保 「アイヌ語学」
...その感性が主体的な能動性の発露面・出入口・の役割を担うのだ...
戸坂潤 「科学的精神とは何か」
...社会記事は報道記事であると共に批評記事の性格を担うことが出来るのを推察し得る...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...代表者の名誉を担うことが名実ともに出来るようになった...
戸坂潤 「社会時評」
...その思想体系・運動様式・社会的地盤・主体(思想乃至運動を担う担い手)との四つの主な点から観察されねばならぬ...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...漂母(ひょうぼ)が一飯の恵と雖一たび之を受ければ恩義を担うことになるからである...
永井荷風 「申訳」
...その課題を担うて立つものがなければならない...
西田幾多郎 「世界新秩序の原理」
...15大地を担う牛――イラン人は地球は円いものではなく...
オマル・ハイヤーム 'Umar Khaiyam 小川亮作訳 「ルバイヤート」
...それはひとつの著しい性格を担うに到る...
三木清 「マルクス主義と唯物論」
...それは丁度君が現在「わが日本のために必要な高き演劇」を担うために...
三好十郎 「俳優への手紙」
...東西両川(りょうせん)の人士はみな孔明なくんば魏延こそ蜀の将来を担う者と嘱目(しょくもく)していたのではありませんか...
吉川英治 「三国志」
...担う小者は、一里二里ごとに、肩を代えて行くが、すぐ汗もしとどに喘(あえ)ぎ出す...
吉川英治 「私本太平記」
...梁山泊(りょうざんぱく)軍三千の運命を担う一期(ご)の働きはいまだとして...
吉川英治 「新・水滸伝」
...この租税の負担を担うであろう...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...家族道徳よりは広い一般的な意義を担うのである...
和辻哲郎 「孔子」
...しかしそれは顔として意味価値を担うのである...
和辻哲郎 「自己の肯定と否定と」
...法を担うものとしては平等でない...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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