...アイヌ語の開拓者としての名誉を担うべき人なのであります...
知里真志保 「アイヌ語学」
...然(しか)れども双肩(そうけん)以て内憂外患を担う乱世の宰相たる器(うつわ)にあらず...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...仮に意識を担うと考えられる主体――個人――が転変しようとも...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...夫がやがて(又してもドイツに於ける)社会学全体の今後の運命を担う者でなければならない...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...階級性を担うその瞬間に...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...連帯者たる他の諸思想への歴史社会的責任を担う...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...それにも拘らず物理学だけがこの名誉を担う...
戸坂潤 「科学方法論」
...何と云ってもその功労の殆んど大部分を担うものなのだ...
戸坂潤 「思想としての文学」
...この地盤に基いてこの思想体系とその社会的運動とを担う担い手としての社会階級乃至層があるのである...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...今までの如く不得手な役目を担うというのでないから...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...15大地を担う牛――イラン人は地球は円いものではなく...
オマル・ハイヤーム 'Umar Khaiyam 小川亮作訳 「ルバイヤート」
...それはひとつの著しい性格を担うに到る...
三木清 「マルクス主義と唯物論」
...自分らがみやびやかなお心の一端を担うお使者だというところで...
横光利一 「旅愁」
...これなら担う者も軽々と進退できるし...
吉川英治 「黒田如水」
...梁山泊(りょうざんぱく)軍三千の運命を担う一期(ご)の働きはいまだとして...
吉川英治 「新・水滸伝」
...この租税の負担を担うであろう...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...熟練工たちはこの新たな企てを成功させるために必要な全てを携えてきた――岩石用起重機を培養する元になるショゴスの組織や次いで洞窟都市で荷役を担う獣類...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
...家族道徳よりは広い一般的な意義を担うのである...
和辻哲郎 「孔子」
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