...男の女の貧しい担い手にたいして火事が怒っているかのように...
ジョン・スノウ John Snow 水上茂樹訳 「コレラの伝染様式について」
...自我とか精神とかいう何か意識の担い手を意識と呼ぶのではなくて――だが哲学では大抵それを意識と考える――...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...意識の概念は個人――意識の担い手・主体――を超えて理解出来るし...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...観念性にぞくし主観にぞくする認識の単なる普遍通用性の担い手か何かであるに過ぎない...
戸坂潤 「科学論」
...世論の担い手は多く公衆にあるように考えられて来つつある(G. Tarde, L'opinion et la foule)...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...プロレタリアの階級が歴史の進歩発展を齎すという役割の唯一の担い手だという根本理論に基くわけで...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...この地盤に基いてこの思想体系とその社会的運動とを担う担い手としての社会階級乃至層があるのである...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...その思想体系・運動様式・社会的地盤・主体(思想乃至運動を担う担い手)との四つの主な点から観察されねばならぬ...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...之はブルジョア的地主的政党もが担い手である処の一種のファシズムだが...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...官僚的ファシズムはその担い手自身の利害としては直接には自覚されない(高級官吏とブルジョアとの事実上の連絡は問題外として)...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...このミリタリー・ファシズムのイデオロギーは各種軍人(主に現役在郷の将校)を担い手とするものであるが...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...世紀の新しい担い手となってくるということを...
中井正一 「美学入門」
...新たな歴史の担い手である勤労階級の社会関係の必然から...
宮本百合子 「新しい一夫一婦」
...学生を未来の担い手として愛し感じている風潮であるか...
宮本百合子 「家庭と学生」
...学生というものはまぎれもなく未来の担い手としての理解において自他ともに存在させられていたと思う...
宮本百合子 「家庭と学生」
...孔子をして文王の文の担い手たらしめた...
和辻哲郎 「孔子」
...そこに人間的な愛の表情が永遠なるものの担い手として感ぜられているのである...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...この価値なき身心を「あふことまれなる法」の担い手として...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
便利!手書き漢字入力検索