...椒山の「鉄肩担道義(てつけんどうぎをにない)...
芥川龍之介 「北京日記抄」
...杖(つえ)を肩に担いで鼻唄を歌いながらヒョッコリヒョッコリと歩いています...
江戸川乱歩 「赤い部屋」
...助力をさらに必要としない獰猛な犬に荷担(かたん)して...
高見順 「如何なる星の下に」
...道太自身も姉に担(かつ)がれたような結果になっているので...
徳田秋声 「挿話」
...而(しこう)して徳川幕府もまたその太平のために斃(たお)るべき数を担(にな)えり...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...その担保貸出を取計らってくれた...
豊島与志雄 「道化役」
...鉄砲笊を担いで歩く屑屋と昵懇でいいものでしょうかね...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...実費全部を負担し...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...社会の実際の仕組みが女達に加担することを強いる嘘がウージェーヌの気持ちを揺すぶった...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...それをしつかりひつ括つて肩へ担ぎあげる仕度をした...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...と荷物の分担をきめて待ちかまへる中に...
平山千代子 「汽車」
...彼は座り込む姿勢になってマストを担ぎ直し...
アーネスト・ヘミングウェイ Ernest Hemingway 石波杏訳 Kyo Ishinami 「老人と海」
...これに加担して天下の大乱を起そうと企てた浪人の数は...
穂積陳重 「法窓夜話」
...それを肩に担(かつ)いで駆けだした...
山本周五郎 「青べか物語」
...これは俺の御幣担(ごへいかつ)ぎじゃない...
夢野久作 「あやかしの鼓」
...事件の真相の説明に窮して迷信を担(かつ)ぎ出した』と云って笑っているそうだ...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...やがて源家へ加担(かたん)の下地でなくて何であろう...
吉川英治 「親鸞」
...担(かつ)いで下山するばかりに用意のできている三社の神輿(みこし)は飾られてあった...
吉川英治 「親鸞」
便利!手書き漢字入力検索