...彼は緑鬼どもと強い押問答をやって...
海野十三 「宇宙戦隊」
...何といっても僕の目に間違いはない」妙な押問答(おしもんどう)になって来た...
江戸川乱歩 「接吻」
...それは無理ではないかと押問答になって...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...その間にも土手の押問答はつゞけられた...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...心のなかで押問答をしていた...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...三人の男が彼と一寸押問答をしたらしかった...
豊島与志雄 「楠の話」
...果は押問答の末無法にも力づくにて金子を奪(うばい)取らむと致候間...
永井荷風 「榎物語」
...やべとやばぬの押問答になりましたが...
中里介山 「大菩薩峠」
...咽喉(のど)の奥でしばらく押問答をする...
夏目漱石 「虞美人草」
...二三度押問答の末...
夏目漱石 「明暗」
...そんなに怖(こわ)がる因縁(いんねん)がないじゃありませんか」二人がこんな押問答をして...
夏目漱石 「明暗」
...やう/\事実の押問答が済む頃になると...
平出修 「逆徒」
...押問答の果、中川は実に毒を含んでニヤニヤしつつ云うのであった...
宮本百合子 「刻々」
...島村と押問答をしているものがある...
森鴎外 「鶏」
...わたしは門番という下等なでくの坊と押問答することも望まない代り...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...その押問答の末は下地(したじ)の中分(ちゅうぶん)と言って...
柳田國男 「地名の研究」
...押問答が長引いて...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...執拗な押問答の揚句...
蘭郁二郎 「夢鬼」
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