...墨くろぐろと抹消した...
海野十三 「軍用鼠」
...僕はふと二字丈け抹消した文字のあるのに気附いた...
江戸川乱歩 「黒手組」
...かくしてAはこの世界から自己を抹殺したのである...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...実はいなかった人であると抹殺せられることさえしばしばある...
丘浅次郎 「我らの哲学」
...――丁抹(デンマーク)語でこれをヒュッテという...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...丁抹(デンマーク)では...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...この「彼はすこしの土地を買った―― He Bought a Bit of Land」という文句を丁抹(デンマーク)語でいうと...
谷譲次 「踊る地平線」
...几帳面(きちょうめん)な塗抹(とまつ)主義を根気に実行したとすれば...
夏目漱石 「子規の画」
...クリームを塗抹(とまつ)して見たりいろいろの化粧をしてくれる専門家が出て来ましたが...
夏目漱石 「道楽と職業」
...抹殺する必要がある...
蜷川新 「天皇」
...若しも然(しか)らんには我輩は記者の推察を抹殺する者に非ず...
福沢諭吉 「女大学評論」
...また毎葉に夥(おびただ)しき追加、抹消、挿入あるのみならず、或は連続を示す符号があり、或は縦横に転置の線が引いてあるなど、これを読むには殆んど迷園を辿るが如きもの極めて多く、またオースチンの癖として、自己の新理論を読者の脳中に深く刻み込もうと思う熱心の余りに、重複をも厭(いと)わず、同一事を幾度も繰り返し、或はイタリック字形を用うること多きに過ぐるなどの弊もあって、これを整理編纂するには、非常な学識と手腕とを有するは勿論、平素オースチンの思想、性癖を熟知しておった者でなくては、到底出来難い事業であった...
穂積陳重 「法窓夜話」
...抹茶(まっちゃ)と何か関係がないでしょうか...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...そそのかした事実を抹殺するために...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...塗りつぶしきれないといふペンキ工の塗抹法と同列な考へ方から來たものかもしれない...
吉川英治 「折々の記」
...「一撃に抹殺せん」とばかり...
吉川英治 「新書太閤記」
...抹香弄(まっこういじ)りをしていることを...
吉川英治 「親鸞」
...陸地の尽(つ)くる所青煙(せいえん)一抹...
渡邊千吉郎 「利根水源探検紀行」
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