...一抹(いちまつ)の煙と化してしまったからである...
海野十三 「時限爆弾奇譚」
...其中に唯一つ一抹の白烟の帝都の空に搖曳せるあり...
大町桂月 「鹿野山」
...日に光り輝いておった海原に一抹(いちまつ)の墨を加えて来る...
高浜虚子 「別府温泉」
...丁抹(デンマーク)の王様だけはホテルの社交室で一眼で認めることが出来た...
谷譲次 「踊る地平線」
...一挙にして顔面から抹殺(まっさつ)してしまうところであった...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...(抹消)――嵐子の学校の様子色々知らせて欲しい...
戸坂潤 「獄中通信」
...その趣味以外の作物を一気に抹殺(まっさつ)せんとするのは...
夏目漱石 「作物の批評」
...彼等(かれら)の未來(みらい)を塗抹(とまつ)した...
夏目漱石 「門」
...四円四十銭の利子なんか抹殺(まっさつ)してしまえだ...
林芙美子 「新版 放浪記」
...啻(たゞ)に縦線を以て養玄の二字を抹してゐるのみならず...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...是は我々にとっては忍ぶべからざる抹殺であった...
柳田国男 「木綿以前の事」
...(注・以下一行抹消されている)結果を考えて行動する...
山崎富栄 「雨の玉川心中」
...……この悪夢をこの世から抹殺し得るものは...
夢野久作 「冗談に殺す」
...かくして物の美事に人間世界から神様を抹消(ノックアウト)した『物を考える脳髄』は...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...一抹(まつ)の墨気(ぼっき)を刷(は)いたような冷たいきびしさが...
吉川英治 「大岡越前」
...碧空(へきくう)をかすめた一抹(まつ)の煙を見ると...
吉川英治 「三国志」
...どこかに一抹の悲調と無常があった...
吉川英治 「新書太閤記」
...一昨年の茶業組合の統計でしたが、なんでも、抹茶の使用量は、名古屋だけで、一日五十貫ということでしたが」と、松尾宗匠の話であった...
吉川英治 「随筆 新平家」
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