...キド現象を現す Fig. 5 の方を抹殺(まっさつ)して...
海野十三 「キド効果」
...英吉利(イギリス)と丁抹(デンマアク)の帝室紋章がほりつけてあった...
谷譲次 「踊る地平線」
...大きな抹香鯨(まっこうくじら)だった...
寺島柾史 「怪奇人造島」
...遠くから見ると吉野紙(よしのがみ)のようでもありまた一抹(いちまつ)の煙のようでもある...
寺田寅彦 「からすうりの花と蛾」
...生命の物理的説明とは生命を抹殺(まっさつ)する事ではなくて...
寺田寅彦 「春六題」
...蒼白かった竜之助の顔にパッと一抹(いちまつ)の血が通うと見えましたが...
中里介山 「大菩薩峠」
...父の視線を抹殺する様に兄が火鉢の中を掻き混ぜ始めた...
中原中也 「耕二のこと」
...この壁の周囲をかくまでに塗抹(とまつ)した人々は皆この死よりも辛(つら)い苦痛を甞(な)めたのである...
夏目漱石 「倫敦塔」
...「万機公論に決すべし」との誓文の抹殺であった...
蜷川新 「天皇」
...この上は抹香(まつかう)臭いお盆を待つばかりといふ頃...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...他の一方の人格を抹殺して...
萩原朔太郎 「酒に就いて」
...完全に抹殺さるべきものであると...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...この三行を全部抹殺して次のようにする...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...学者の心事を知らざるものなりと一抹し去らんとしたれども...
福沢諭吉 「学問の独立」
...抹茶二のみ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...抹茶(まっちゃ)と何か関係がないでしょうか...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...清潔な趣味に禅宗の和尚の人柄が匂い出ていて抹香(まっこう)臭なく...
横光利一 「夜の靴」
...わたくしの父なども、終生、朝暮、茶がなくては居られない愛茶家であつたが、それは煎茶のみで、抹茶の味は、やはり飮まず嫌ひの一人だつた...
吉川英治 「折々の記」
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