...その式終わりて投票を開披し...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...二号(にがう)活字(くわつじ)の広告(くわうこく)で披露(ひろう)さるゝ外(ほか)は何(なん)の慾(よく)もなき気楽(きらく)三昧(まい)...
三文字屋金平 「為文学者経」
...どうかいま暫く披露することを許して置いて貰いたいのである...
海野十三 「深夜の市長」
...年賀の帖を披(ひら)き並(なら)べおきたる所へ友人(いうじん)来り...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...文荷さいどのがそれを一同へ御披露におよばれ...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...披(ひら)いて見たり...
近松秋江 「別れたる妻に送る手紙」
...知人の家の結婚披露(ひろう)の宴に出席する...
寺田寅彦 「錯覚数題」
...120其償の珍寶を今衆前に披露せむ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...披(はだ)けた患者の大きい下腹が...
徳田秋声 「足迹」
...芳太郎は薔薇色の胸を披けて...
徳田秋声 「足迹」
...山の手から下町へ来て披露目(ひろめ)をした其の当日から...
徳田秋声 「のらもの」
...余はやむを得ないから四ツ角へ出るたびに地図を披(ひら)いて通行人に押し返されながら足の向く方角を定める...
夏目漱石 「倫敦塔」
...山人の抱負の一端を披瀝(ひれき)するも敢て徒労ではあるまい...
平野長蔵 「尾瀬沼の四季」
...新井白石の「東雅」が披(ひろ)げてある...
山本周五郎 「山彦乙女」
...当然皇子として披露さるべき筈であることがその当時の国情から考えても...
夢野久作 「死後の恋」
...玄徳はそれを披見(ひけん)して...
吉川英治 「三国志」
...かくと披露されたので...
吉川英治 「新・水滸伝」
...自分の話したい本心を披(ひら)き出したといったほうが適切かも知れない...
吉川英治 「宮本武蔵」
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