...彼にとってかけがえのないコットン・マザーの著書からいろいろと抜萃(ばっすい)し...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「スリーピー・ホローの伝説」
...当時この館では写真の合間にオーケストラが歌劇の抜萃曲などを必ず一曲演奏することになつていたので...
伊丹万作 「私の活動写真傍観史」
...ラジオのニュース放送の抜萃(ばっすい)を聞き入っているとき...
海野十三 「断層顔」
...その一部を抜萃する...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...吾妻鏡の本文を少し抜萃(ばっすい)しては作品の要所々々に挿入して置いた...
太宰治 「鉄面皮」
...又イツマデ草抜萃に依れば...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...抜萃(ばっすい)すると...
服部之総 「空罎」
...デューカの〈アリアーヌと青髯〉の抜萃曲だった...
久生十蘭 「だいこん」
...二は「ガラマサどん」の前後篇を抜萃して出し...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...或る草稿からの抜萃である...
牧野信一 「女優」
...いろんな講義録を抜萃してあれだけのノートをつくつたんだよ...
牧野信一 「夏ちかきころ」
...これは彼等との協定値段の抜萃であるが...
牧野信一 「真夏の朝のひとゝき」
...受けとつた無数の信号中の二三の翻訳の抜萃であります...
牧野信一 「満里子のこと」
...この一個所を抜萃しただけでも...
牧野信一 「浪曼的月評」
...鳴雪翁の選評にかかる俳句選といふものの抜萃(ばっすい)が出て居つた...
正岡子規 「病牀六尺」
...科学書からの抜萃をそのまま小説へはめこんだ...
宮本百合子 「傷だらけの足」
...十一月二十二日(壺井栄あてより抜萃)今年の十二月で読書の第二年度に入るので次年度の予定の大要を書いておきます〔中略〕(一)相変らず統計類を利用しながら日本産業...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...その抜萃の原本を...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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