...彼にとってかけがえのないコットン・マザーの著書からいろいろと抜萃(ばっすい)し...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「スリーピー・ホローの伝説」
...当時この館では写真の合間にオーケストラが歌劇の抜萃曲などを必ず一曲演奏することになつていたので...
伊丹万作 「私の活動写真傍観史」
...(「宝石」昭和二十五年八―十一月号連載の随筆より抜萃)11探偵小説に現われた犯罪心理探偵小説はその本来の目的が複雑な謎をとく論理の興味にあるため...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...それから歴史や物語からの抜萃(ばっすい)の類であった...
寺田寅彦 「映画時代」
...大佛次郎君の「鞍馬天狗」からの抜萃である――...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...これに関係した部分を抜萃(ばっすい)してみるのも...
中谷宇吉郎 「イグアノドンの唄」
...問題を抜萃してみると...
中谷宇吉郎 「農業物理学夜話」
...ペリオなどの蒐集品の中から抜萃されたものである...
中谷宇吉郎 「八戒に遭った話」
...そういう書物から厖大な抜萃を拵らえたものであるが...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...これは是非ともここに抜萃しておく必要があるとおもう...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...或る草稿からの抜萃である...
牧野信一 「女優」
...いろんな講義録を抜萃してあれだけのノートをつくつたんだよ...
牧野信一 「夏ちかきころ」
...翁の比翼塚建設の真情は『川柳久良伎閑談』の芸術比翼塚に於る祭文に尽きてゐるから適宜抜萃して見よう...
正岡容 「大正東京錦絵」
...あるいは自ら好む所を抜萃(ばっすい)するも善し...
正岡子規 「俳諧大要」
...鳴雪翁の選評にかかる俳句選といふものの抜萃(ばっすい)が出て居つた...
正岡子規 「病牀六尺」
...この抜萃(ばっすい)を作ることとを外崎さんに頼んで置いて...
森鴎外 「渋江抽斎」
...自分もその中から若干の抜萃(ばっすい)をして持っていたのだが...
柳田國男 「和州地名談」
...君が読んだその抜萃の原本だ...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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