...抜萃(きりぬき)に使ふ鋏を逆手に握つて...
石川啄木 「菊池君」
...又イツマデ草抜萃に依れば...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...カントの従来の著述を好んで引用したり説明したり抜萃したり注解したりしていた人々が...
戸坂潤 「エマヌエル・カント『自然哲学原理』解説」
...その地所の横領とか差押えに関する訴訟記録か何かを抜萃していた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...いろんな講義録を抜萃してあれだけのノートをつくつたんだよ...
牧野信一 「夏ちかきころ」
...悲しむが如く――左ういふ自作の歌をうたつてゐる孤独の婆が描かれてゐる大型の私のきらびやかな「悲劇」に関する抜萃帖(ノートブツク)のことであるが――...
牧野信一 「真夏の夜の夢」
...何故また私がそんな抜萃書などを無闇にも街中へなど持出したかと云ふと...
牧野信一 「真夏の夜の夢」
...飲酒者の諸々の言葉を抜萃すれば足りる筈である...
牧野信一 「真夏の夜の夢」
...碁も打てるぞ」これは原作のまゝなる抜萃であるが...
牧野信一 「浪曼的月評」
...翁の比翼塚建設の真情は『川柳久良伎閑談』の芸術比翼塚に於る祭文に尽きてゐるから適宜抜萃して見よう...
正岡容 「大正東京錦絵」
...鳴雪翁の選評にかかる俳句選といふものの抜萃(ばっすい)が出て居つた...
正岡子規 「病牀六尺」
...日本で著わされた二つの年代史の抜萃には1)...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...英蘭(イングランド)及びウェイルズの人口に関する論争の追記に対する註の一つに抜萃している...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...抜萃することとする...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...しかし彼が与えている記録簿の抜萃は...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...翠糸女塾(すいしじょじゅく)主)談▼同年同月四日玄洋新報社朝刊切抜抜萃再録――その刺繍の上手なお嬢さんが...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...やがて事件記録抜萃の一番おしまいの処まで来ると...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...君が読んだその抜萃の原本だ...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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