...実に抜け目のない奴だ...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...柳田という抜け目の無い...
太宰治 「女類」
...自分の粋人振りを政策やら商策やらの武器として用ゐてゐる抜け目のない人さへあるらしく...
太宰治 「津軽」
...たぶん抜け目なくやってくれたものと...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...――しかしいっそう抜け目のない他の人々は...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...人の慾を見ることに抜け目がないのです...
中里介山 「大菩薩峠」
...抜け目のねえのろまめ! 消えてなくなりゃあがれ...
中里介山 「大菩薩峠」
...そこは抜け目のない変装ぶりに...
中里介山 「大菩薩峠」
...抜け目はありません...
中里介山 「大菩薩峠」
...それとも抜け目なく贈収賄の手でゆくか...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...いったん抜け目のないペテン師的一面が出てくると...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...クロショイは抜け目がないぞ」「やつのだまし方(かた)は?」とデューク団長が訊(き)いた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「真劇シリーズ」
...やっぱ抜け目のない老狐(ろうぎつね)だし...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...ひどく自分が抜け目ない男におもえる...
山川方夫 「その一年」
...慾には抜け目ないはずの要路の役人どもが...
吉川英治 「江戸三国志」
...抜け目ない信長は...
吉川英治 「新書太閤記」
...抜け目なく出口を断(た)ってある...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...抜け目はない...
吉川英治 「源頼朝」
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