...これは抜けない」「アノもし...
海野十三 「棺桶の花嫁」
...どうしても抜けないという身ぶりをして見せた...
江戸川乱歩 「月と手袋」
...いったんこれで人などを刺(さ)すとそのままになって抜けない...
丘浅次郎 「進化論と衛生」
...建(たける)が抜けない刀を抜こうとして...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...なかなかにこのダス・ゲマイネという泥地から足を抜けないもので...
太宰治 「もの思う葦」
...このこじき根性が抜けないおかげで今日をどうやらこうやら飢えず凍えず暮らして行かれるのかもしれないのである...
寺田寅彦 「自由画稿」
...アクの抜けないお追従(ついしょう)を並べて...
中里介山 「大菩薩峠」
...骨の髄に沁み込んだ寒さはなかなか抜けないので...
中谷宇吉郎 「映画を作る話」
...抜いても抜いても残る如何なる薬品如何なる技術も其血は抜けない...
根岸正吉 「落ちぬ血痕」
...しかし、わが陣は強くて、どこも抜けない...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...ブランディーの酔がまだ抜けない...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
......
穂積陳重 「法窓夜話」
...どうしたって抜けないで寧ろ年のせいでかたまって来る...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...おそろしくて抜けないのである...
吉川英治 「江戸三国志」
...その妖情に溺愛して抜くにも抜けないところまで...
吉川英治 「江戸三国志」
...ところが、ここに冀県(きけん)の城一つだけが、よく支えて、容易に抜けない...
吉川英治 「三国志」
...これは抜けないにきまっていましょう」「そうも限らぬ...
吉川英治 「新書太閤記」
...まだあくの抜けないこと夥(おびただ)しい...
吉川英治 「松のや露八」
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