...ゆか板もところどころ抜けてるから...
伊藤左千夫 「水籠」
...剛情で我儘で浮気で嫉妬(やきもち)で其上に少々抜けてる醜面(すべた)を当てがつて懲らしてやるが好いのさ...
内田魯庵 「犬物語」
...指の痕が白く抜けてるのもある...
内田魯庵 「八犬伝談余」
...間が抜けてると感じたことはなかった...
谷譲次 「踊る地平線」
...まるで秋の中を通り抜けてるようである...
夏目漱石 「坑夫」
...少し明るく通り抜けてる石ころ路を...
夏目漱石 「坑夫」
...間が抜けてるようには描けませんよ」野々宮さんは目録へ記号(しるし)をつけるために...
夏目漱石 「三四郎」
...非常に用意周到なようでどこか抜けてるね...
夏目漱石 「明暗」
...「歯が抜けてるやうだ」と言った奴があるのは困った...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...おまえは底が抜けてるよ」泰馬は憎らしそうに云って立っていった...
山本周五郎 「おばな沢」
...源左は馬鹿で間が抜けてるからな...
山本周五郎 「長屋天一坊」
...何をやっても田舎廻りにしちゃあズバ抜けてるんで」「たいそうな惚れ込み方だな...
吉川英治 「新・水滸伝」
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