...十五お蓮(れん)が床(とこ)を抜け出したのは...
芥川龍之介 「奇怪な再会」
...勘定を払はず二人で抜け出すのも訳無しだと思つたからである...
アナトール・フランス Anatole France 芥川龍之介訳 「バルタザアル」
...渠は力の抜けた足を急がせて...
石川啄木 「病院の窓」
...次に左側に向って大嶂壁の下を通り抜ける...
鵜殿正雄 「穂高岳槍ヶ岳縦走記」
...手足が抜けるようにだるかったのに...
海野十三 「火星兵団」
...手前(てめえ)の間抜けから起って...
海野十三 「省線電車の射撃手」
...これに牽制される者は蝉の代りに蝉の抜け殻を拾い上げる...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...先生は宵越(よいごし)の麦酒(ビール)のごとく気の抜けた顔をしているので...
夏目漱石 「野分」
...大体吹き抜けの空筒(からづつ)で何でも隠さないところがよい...
夏目漱石 「文芸と道徳」
...お絹は昨夜丑刻(やつ)(二時)頃から暁方(あけがた)までの間に家を抜け出しましたが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「チョッ! こんな気の抜けたコーヒーを持って来やがって...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...ものすごい俊足で白棒(はくぼう)の間を駆け抜け...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「悪の帝王」
...もめたら問い合わせるように言われました」第三十六章 鹿毛外套力の抜けたエイビスの手からヤスリが落ち...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...王子は不動院の境内を抜けて弁天池のほとり...
山本笑月 「明治世相百話」
...木柵の中を脱け出るようにそのまま裏へ飛び抜けてまた馳けた...
横光利一 「上海」
...抜け目はあるまいが...
吉川英治 「新書太閤記」
...一抹の魔気がこの往来へ抜けて行ったように...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...花を散らすまいとすれば、根は抜けない...
吉川英治 「源頼朝」
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