...あんな余計な処まで抜き書きをしなくつたつていいぢやありませんか...
伊藤野枝 「書簡 大杉栄宛」
...――「ロンドン水供給――以下は総合登録署がロザーハイヅの登録者であるピット氏から受け取った手紙の抜き書きである:――「『この教区でケント水道会社が1849年に敷設したパイプについてのモリス氏の記載は主な点で正しいと思う...
ジョン・スノウ John Snow 水上茂樹訳 「コレラの伝染様式について」
...当時の日記を抜き書きして...
高見順 「如何なる星の下に」
...たとえば岩波文庫の芭蕉連句集の(五一)と(五二)の中から濁子(じょくし)という人の句ばかり抜き書きしてみると...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...これはその主要の点を正しく記憶しておらぬ証拠で、かかる弊を防ぐようにするには、抜き書きをして、その要用の点だけを充分記憶しておくようにするのが肝心である...
寺田寅彦 「わが中学時代の勉強法」
...従って自分の用いた教科書は誠にきたない、鉛筆の抜き書き、図解の絵などでいっぱいによごれている...
寺田寅彦 「わが中学時代の勉強法」
...いっしょに抜き書きも読むことができるという便利があるので...
寺田寅彦 「わが中学時代の勉強法」
...物理学及び化学の分を抜き書きして送ってくれたことがある...
中谷宇吉郎 「老齢学」
...それを抜き書きする労力は省きたい...
野上豊一郎 「シェイクスピアの郷里」
...あるいは抜き書きしたり...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「火夫」
...日日の「人生レヴィウ」の抜き書きでデッチる...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...明るい鏡に見入るかのように……(一八一五年)〔以上四つの文章にはその頃ベートーヴェンがドイツ語で読んでいたインド哲学書の抜き書きが織り込まれている...
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン Ludwig van Beethoven 片山敏彦訳 「ベートーヴェンの生涯」
...」(一八一六年)〔(これはフランスの新聞或いは雑誌に出た文章をベートーヴェンが抜き書きしたもの――訳者)〕*静寂と自由とは最大の財宝...
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン Ludwig van Beethoven 片山敏彦訳 「ベートーヴェンの生涯」
...この次の文句を抜き書きすることが...
牧野信一 「鵞鳥の家」
...お宅に伺うとよく読みかけの本が机の上に置いてあって傍の紙片にその中の一二の重要な句が抜き書きされていたり...
三木清 「西田先生のことども」
...そこでぼくはその論文のなかからつぎの一節を抜き書きして与え...
村山俊太郎 「子どもの世界」
...それは第七句から第十句までを抜き書きにしたのだが...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...綱宗はそう抜き書きした...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
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