...あんな余計な処まで抜き書きをしなくつたつていいぢやありませんか...
伊藤野枝 「書簡 大杉栄宛」
...抜き書きした形であるが...
太宰治 「盲人独笑」
...抜き書きされているのであった...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...自分は学校にいるうち抜き書きということをよくやった...
寺田寅彦 「わが中学時代の勉強法」
...ひとりこの抜き書きのみにとどまらず...
寺田寅彦 「わが中学時代の勉強法」
...従って自分の用いた教科書は誠にきたない、鉛筆の抜き書き、図解の絵などでいっぱいによごれている...
寺田寅彦 「わが中学時代の勉強法」
...そのうち少々抜き書きして見ると...
中里介山 「法然行伝」
...つぎに抜き書きしてみる...
蜷川新 「天皇」
...つぎに一句を抜き書きする...
蜷川新 「天皇」
...何か本の抜き書きでもするように...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...日日の「人生レヴィウ」の抜き書きでデッチる...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...明るい鏡に見入るかのように……(一八一五年)〔以上四つの文章にはその頃ベートーヴェンがドイツ語で読んでいたインド哲学書の抜き書きが織り込まれている...
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン Ludwig van Beethoven 片山敏彦訳 「ベートーヴェンの生涯」
...」(一八一六年)〔(これはフランスの新聞或いは雑誌に出た文章をベートーヴェンが抜き書きしたもの――訳者)〕*静寂と自由とは最大の財宝...
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン Ludwig van Beethoven 片山敏彦訳 「ベートーヴェンの生涯」
...この次の文句を抜き書きすることが...
牧野信一 「鵞鳥の家」
...お宅に伺うとよく読みかけの本が机の上に置いてあって傍の紙片にその中の一二の重要な句が抜き書きされていたり...
三木清 「西田先生のことども」
...はじめの方の私がいつか何かにつれて云ったことの抜き書きされている部分をよんだら...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...そこでぼくはその論文のなかからつぎの一節を抜き書きして与え...
村山俊太郎 「子どもの世界」
...綱宗はそう抜き書きした...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
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