...古来の抜きがたい習慣を無視してその法律一点張りの...
犬田卯 「荒蕪地」
...ことごとに憎悪反目してきた感情の抜きがたいものがあって...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...戦線句は拙くとも抜きがたい実感味がある...
種田山頭火 「其中日記」
...彼女の持っている抜きがたいブルジョア気質の...
三好十郎 「恐怖の季節」
...新劇人たちの抜きがたい反動性ないし保守性...
三好十郎 「恐怖の季節」
...抜きがたいポーズに侵されてしまった...
三好十郎 「恐怖の季節」
...けれども前者の抜きがたい執念を克服することは...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...抜きがたい先天的なひけめがあり...
山本周五郎 「ちくしょう谷」
...そのためにしみついた絶望感がどんなに抜きがたいものか...
山本周五郎 「ちくしょう谷」
...現にそれらの反対の思想が日本のあらゆる方面に浸潤して容易に抜きがたい勢力を持っているのです...
与謝野晶子 「激動の中を行く」
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