...「なんだい」「大した度胸だ」「腰を抜かすとでも思ったのか」しかしこの臭いはたまらねえと...
高見順 「いやな感じ」
...腰を抜かすかもしれない...
太宰治 「正義と微笑」
...それを負けろなんてお前が無理だと抜かすんだ...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...民衆の現実利害などに現(うつつ)を抜かすとすれば...
戸坂潤 「社会時評」
...単にそれだけで腰を抜かすようでは...
中里介山 「大菩薩峠」
...おやじが大きな眼(め)をして二階ぐらいから飛び降りて腰を抜かす奴(やつ)があるかと云(い)ったから...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...八」「蘭塔場で腰を抜かす図なんてえものは...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...吉原へ来て売女に現(うつつ)を抜かす二本差などは...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...――大の男の腰を抜かすのを...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...家に居て看病して呉れる位の真情(じつ)が有りそうなものだとか厭味らしく抜かす...
羽志主水 「越後獅子」
...「腰を抜かす」と云ふ現象が起ることがある...
葉山嘉樹 「氷雨」
...床の上で腰を抜かす者もある...
久生十蘭 「魔都」
...稀には遊び道具位ゐ買つて呉れ――」「未だ抜かすか...
牧野信一 「泉岳寺附近」
...うつゝ抜かすと首根つこ...
牧野信一 「月あかり」
...うつつを抜かすだろうよ――ふ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...太陽が二十も三十も一時に出て来たようで今度こそホントウに腰を抜かすところでしたよ...
夢の久作(夢野久作) 「人間腸詰」
...腰を抜かすな」と...
吉川英治 「銀河まつり」
...腰を抜かすな」晁蓋は...
吉川英治 「新・水滸伝」
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