...四五冊抛(な)げつづけている間に...
海野十三 「崩れる鬼影」
...自分で選挙権を抛棄(ほうき)してしまう...
大隈重信 「選挙人に与う」
...有る程の菊抛(な)げ入れよ棺(かん)の中八忘るべからざる八月二十四日の来(きた)る二週間ほど前から余はすでに病んでいた...
夏目漱石 「思い出す事など」
...これを非我の世界に抛(な)げ出すのであります...
夏目漱石 「創作家の態度」
...濠(ほり)の中へ石を抛(な)げて...
夏目漱石 「明治座の所感を虚子君に問れて」
...抛(ほう)っておいたら今に癒(なお)るだろうってんですもの...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...その銭をくれたのは誰だか言ってくれ」平次は餌(えさ)を抛(ほう)ったのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お屋敷にこんな大それた願文を書く人間がいちゃ抛(ほ)ってはおけません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...井戸へ抛(ほう)り込んだのは金次郎じゃないのさ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...刃物をあんなところへ抛(ほう)り込めるでしょうか」文六の疑いは...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...旦那樣の徳利に毒を抛り込むなんて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...抜けて落ちる物なら打抛(うっちゃ)って置いた方がよいと私は元気になって...
室生犀星 「われはうたえども やぶれかぶれ」
...また幕府が軍を催す場合にも命を抛(なげう)って働くに違いない...
山本周五郎 「夜明けの辻」
...一死を天に抛(なげう)って...
吉川英治 「新書太閤記」
...抛(ほう)り出されたように転び出した...
吉川英治 「宮本武蔵」
...そこから自分を抛(ほう)り飛ばした勢いのものが...
吉川英治 「宮本武蔵」
...縄付(なわつき)を抛り込むように預けて...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
...こやつを抛(ほう)りこめ」山扮装(やまいでたち)の侍の群は...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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