...若しくは矛盾すると思惟せる諸説をすべて折伏したかつたのである...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...折伏(シャクブク)ヲ現ズル時ハ賢王ト成ツテ愚王ヲ誠責(カイシャク)シ...
石原莞爾 「最終戦争論」
...折伏を現ずる場合の闘争は...
石原莞爾 「最終戦争論」
...鷲(わし)の片翼(かたつばさ)折伏(をれふ)した状(さま)なのを見(み)たばかり...
泉鏡太郎 「麻を刈る」
...訪問したのは先輩を折伏(しゃくぶく)して快を取るよりは疑問を晴らして益を享(う)くるツモリであったのだ...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...折伏(しゃくぶく)の世界です...
高神覚昇 「般若心経講義」
...一般民衆の爲めには惡魔折伏の神となつたのではなからうか...
竹内勝太郎 「淡路人形座訪問」
...蘆だの蒲だのの枯れて折伏した上に雪がところどころにかたまつて残つてゐるのをかれ等は眼にした...
田山録弥 「百合子」
...そういう制約を折伏してゆく...
津田左右吉 「偶言」
...「売国的邪宗門としてのマルキシズムの鬼畜的思想運動」を折伏(しゃくぶく)しようと思うことも出来るし...
戸坂潤 「範疇の発生学」
...敵を折伏し給ふべし」と唱へた...
レオ・トルストイ Lev Nikolaevich Tolstoi 森林太郎訳 「パアテル・セルギウス」
...折伏(しゃくぶく)致す...
直木三十五 「南国太平記」
...慢(きょうまん)を折伏(しゃくぶく)するために...
森鴎外 「寒山拾得」
...慢(けうまん)を折伏(しやくぶく)するために...
森鴎外 「寒山拾得」
...絶對無二の大眞理が古今の哲學を殘なく折伏(しやくぶく)し...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...疾(と)くに一切折伏(しゃくぶく)し去った物に過ぎぬ...
ハンス・ランド Hans Land 森鴎外訳 「冬の王」
...カルヴァン派の折伏精神を非とし...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...それはちょうど日蓮教徒の折伏(しゃくぶく)の熱意にも似ていた...
吉川英治 「美しい日本の歴史」
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