...折ることは必しも容易ならざるもの...
芥川龍之介 「久保田万太郎氏」
...頸(くび)の骨を折るのに了るだけであらう...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...話の腰を折るなら...
芥川龍之介 「偸盗」
...お得意の数も指を折るほどしか無かったのだと云う...
芥川龍之介 「ひょっとこ」
...肺炎になってしまってからの愛児の看護に骨を折るよりも...
寺田寅彦 「新春偶語」
...われとわが良心の前に悔悟の膝(ひざ)を折る時なり...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
......
内藤鳴雪 「鳴雪句集」
...開闢(かいびやく)以来を尋ねたらば折る指にあの内儀(かみ)さまが袖口(そでぐち)おもはるる...
樋口一葉 「大つごもり」
...若い娘にしては心得たもんだ……頸骨をへし折るように作業するのは...
久生十蘭 「肌色の月」
...現代の作家は筆を折るべきではないか...
北條民雄 「独語」
...『論衡(ろんこう)』に雷が樹を打ち折るを漢代の俗天が竜を取るといったと見え...
南方熊楠 「十二支考」
...「千早振る熊野の宮のなぎの葉を変はらぬ千代の例(ため)しにぞ折る」とあり...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...秋三は堅い柴を折るように...
横光利一 「南北」
...どこかで樹を折る音がした...
横光利一 「旅愁」
...――もとより暗愚な斎藤龍興(たつおき)という国主の力ではあるまい」「美濃の三人衆といわれておる人々が、秀龍、義龍時代からの旧盟を守って、今日でも、斎藤家を援(たす)けておるため――といっても過言でありますまい」「その三人衆とは」「ご承知とぞんずるが――厚見郡(あつみごおり)鏡島(かがみじま)の城主、安藤伊賀守範俊(いがのかみのりとし)」「ウム」と、藤吉郎は、手を膝において、頷(うなず)きと共に、指を一つ折る...
吉川英治 「新書太閤記」
...垣根の古竹を踏み折るような音につづいて...
吉川英治 「新書太閤記」
...一年のうちに指折るほどしかなかった...
吉川英治 「新書太閤記」
...どんな骨でも折る」鳩(はと)が...
吉川英治 「松のや露八」
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