...氷の壁にたたきつけられたら、頭を割るか、足を折るか、とにかく碌なことは無い...
石川欣一 「可愛い山」
...柔かくからだを二つに折るようにして...
江戸川乱歩 「断崖」
...障子の骨一本折るでもなく...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...中に立って色々骨折る人があったが...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...慕利延折ること能(あた)わず...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...汗を流し、かき回し、夜通し骨を折る...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...頸(くび)でも折ると大変だからね」「嘘(うそ)を仰しゃい...
夏目漱石 「道草」
...漸く一組を元のように折るとまた新らしく一組を開かなければならなかった...
夏目漱石 「道草」
...こんなに骨を折るのは珍らしい...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...その骨を折る状態がだいぶ以前とちがっています...
羽仁もと子 「親子の愛の完成」
...開闢(かいびやく)以来を尋ねたらば折る指にあの内儀(かみ)さまが袖口(そでぐち)おもはるる...
樋口一葉 「大つごもり」
...あるいはその足を打ち折ることもあるべし...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...最も下手な歌も最も善き俳句漢詩等に優り候程ならば誰も俳句漢詩等に骨折る馬鹿はあるまじく候...
正岡子規 「歌よみに與ふる書」
...戀に骨折る程度ともいふべき事を「こひぢから」といふ一語につゞめたる作者のはたらき畏るべき者あり...
正岡子規 「萬葉集卷十六」
...樹いわく風がわれを折るから風の方が強いと...
南方熊楠 「十二支考」
...私はあなたに自分をいくらかでもいいものとして見せようといつも骨を折るのではないかと...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...無駄骨を折ることになる...
吉川英治 「宮本武蔵」
...むだ骨ばかり折るのが...
吉川英治 「宮本武蔵」
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