...お得意の数も指を折るほどしか無かったのだと云う...
芥川龍之介 「ひょっとこ」
...偏翼摧(くだ)け折るゝ聲...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...平気で土の上に膝を折る...
石川欣一 「山を思う」
...いますこしで腰骨を折るところでしたよ...
海野十三 「怪塔王」
...からだを二つに折るようにして...
江戸川乱歩 「怪人と少年探偵」
...狼藉(ろうぜき)や芙蓉(ふよう)を折るは女の子芙蓉花の折り取られゆく花あはれ九月三日 家庭俳句会...
高浜虚子 「六百句」
...釣竿を折る...
太宰治 「春の盗賊」
...さみしい夜のあまいもの食べるなど・何でこんなにさみしい風ふく・手折るよりぐつたりしほれる一枝・とりきれない虱の旅をかさねてゐる・雨にあけて燕の子もどつてゐる縞萱伸びあがり塀のそといちめんの蔦にして墓がそここゝロマンチツク――レアリスチツク――クラシツク――そして...
種田山頭火 「行乞記」
...ことに女性にたいしては、ひどく骨を折る...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...足を折るか腰を打つか...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...人間の首を打ち折るやうな仕事は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...も少しで頭の骨を折るところでしたが...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...それが嘘か本当かをわざわざ確かめるために骨を折る者はいないのだ...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...」「わたしが骨を折るから...
牧野信一 「裸虫抄」
...まさに伸びんとする樹を伐りまさに開かんとする花を折る者...
正岡子規 「病牀譫語」
...一例を言へば飯炊きに骨折るよりも...
正岡子規 「病牀六尺」
...「千早振る熊野の宮のなぎの葉を変はらぬ千代の例(ため)しにぞ折る」とあり...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...しまいにはみんながどんなことをしてでも評判されようと骨折るようになる...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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