...折りたたみナイフ...
東健而訳 大久保ゆう改訳 「瀕死の探偵」
...万物凡(なべ)て整(ととの)ふり、折りめ正しく、ぬめらかに、物の象(かたち)も筋めよく、ビザンチン絵(ゑ)の式(かた)の如(ごと)...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...私が十五歳の折り...
上村松園 「あゝ二十年」
...その折りたたまれた減圧箱を...
海野十三 「火星兵団」
...さまざまの刃物類が折りたたみになってついております...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...棒の下から頂上まで、裸女がそれに取りすがって、折り重なり、ひしめき合っているのだ...
江戸川乱歩 「影男」
...手端(てくび)を折りました」それから簣に寝かされている男へ眼をやって...
田中貢太郎 「海神に祈る」
...すべてがそのはじめは不精密なる経験の試験的整理を幾重となく折り返し繰り返し重ねて...
寺田寅彦 「比較言語学における統計的研究法の可能性について」
...」と女主は東京へ出てからの自分の骨折りなどを語って聞かせた...
徳田秋声 「足迹」
...津田はとうとう折り返して訊(き)いた...
夏目漱石 「明暗」
...奧樣のお勇樣と――」平次は指を折りました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...かよわいものが折り伏せられるのは恒(つね)だが――二――これは前のつづきではない...
長谷川時雨 「柳原※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子(白蓮)」
...一本は半分ほどのところで袋が折り曲げてあつた...
林芙美子 「下町」
...ファウストなる程塑造家が随分骨を折りますが...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...みな家郷にあって指折り数え...
吉川英治 「三国志」
...膝を折りかけていた...
吉川英治 「私本太平記」
...槍を折り太刀をくだき...
吉川英治 「新書太閤記」
...さまざまに悶(もだ)えて体を蝦(えび)のごとく折り曲げた...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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