...花を折り柳に攀(よ)じ...
芥川龍之介 「一夕話」
...これよりも骨折りて造り出でけんと思はるゝは...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...指折り数えて待っているがいい...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...あわただしい折りから...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...若旦那(わかだんな)様が折り入ってお眼にかかりたいといっていられる...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...折り返し、七月に挙式したいと言って来る...
外村繁 「澪標」
...その凸額に拳固を喰わせその鼻を折り挫いてやりたい気がした...
豊島与志雄 「反抗」
...畳紙(たとう)をひろげて二つに折り...
中里介山 「大菩薩峠」
...又この通り巨岩の一面に折り重なった急傾斜という...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...いろいろ骨を折りましたが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...折り戸の下から、細長い光線が寝室へ漏れてきた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...山桜にほふあたりに尋ね来て同じ挿頭(かざし)を折りてけるかな野を睦(むつ)まじみ(ひと夜寝にける)というような御消息である...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...どうしても折りがない...
森鴎外 「阿部一族」
...原書房の成瀬恭の兩氏のお骨折りによるもので...
山之口貘 「山之口貘詩集」
...こんなものは乱歩氏でなくては……」と時折りに思い思い今日に到ったものでした...
夢野久作 「江戸川乱歩氏に対する私の感想」
...時折りは涙さえ流した...
夢野久作 「黒白ストーリー」
...股のふくらみを折り曲げつつ...
横光利一 「旅愁」
...そこの折り合いは...
吉川英治 「平の将門」
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