...線路は正面山の麓の平沢部落まで来て急に東へ折れ...
石川欣一 「山を思う」
...訪問したのは先輩を折伏(しゃくぶく)して快を取るよりは疑問を晴らして益を享(う)くるツモリであったのだ...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...今にもぽきんと折れそうになった...
海野十三 「火星兵団」
...川に沿うて右折して萩寺に至る...
大町桂月 「吾嬬の森」
...どないに私骨が折れたかて...
近松秋江 「狂乱」
...親熊は突然あと足を折って尻(しり)もちをつくような格好をして一度ぐるりと回るかと思うと...
寺田寅彦 「空想日録」
...時折子供達相手の遊びに変に真剣になることがありました...
豊島与志雄 「香奠」
...その折々の鳥類献納の御料地として...
中里介山 「大菩薩峠」
...勝次は足を折つて皆に運ばれ...
新美南吉 「椋の實の思出」
...紳士荘ではあの人たちと折れ合うように努めないわけにいきません...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...奴(やっこ)さんは僕を折檻(せっかん)しようというんだよ...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「黄金虫」
...たぶんラルフが楽しくなさそうなので、時折、陽気になったのだろう...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...この人はその後、第一次大戦の折、もう少佐になっていたが、北の方のいちばん難しい戦線の要塞地帯の指揮をしていた...
柳田国男 「故郷七十年」
...神田では指折りであった...
山本周五郎 「ちいさこべ」
...遠くからうかがうと、折もよし、番の士卒はうずくまって居眠っている様子である...
吉川英治 「三国志」
...……が皇叔とお別れの折...
吉川英治 「三国志」
...「骨折り骨折り」と...
吉川英治 「新書太閤記」
...折箱の上にかけてある包紙を見ると――赤穂名産・さくら形御焼塩 播州屋製(つくる)『はてな? ……赤穂……...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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