...蒸留酒の屈折率を高くし...
フレデリック・アークム Fredrick Accum 水上茂樹訳 「食品の混ぜ物処理および調理の毒物(1820)」
...その折露伴氏は、島が万一自分の者になつたら、どんな訪問客(はうもんかく)でも活(い)きた鱒(ます)の子を手土産に持つて来ないものは、面会を謝絶する事にしたい...
薄田泣菫 「茶話」
...やがて丁寧に折りたたみ...
三上於菟吉訳 大久保ゆう改訳 「踊る人形」
...「ドイツ・ファシズムの農業政策を取り扱った論文の少い折柄相当参考になる...
戸坂潤 「読書法」
...柳生殿の道場でも指折りの望みをかけられていたそうでございますが...
中里介山 「大菩薩峠」
...ぞろりと崩折れて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...廻りのものやおしょさん夫婦は種々(いろいろ)骨を折ってしゃべるが...
長谷川時雨 「明治座今昔」
...一人寝の折、きんは真夜中に眼が覚めると、娘時代からの男の数を指でひそかに折り数えてみた...
林芙美子 「晩菊」
...私は忽ちその場でがつくりと膝を折つてしまつたであらう...
北條民雄 「発病」
...先年物故した或る作家の遺族の話が出た折...
宮本百合子 「鴎外・漱石・藤村など」
...得体のしれない蒼白いものの折り重なっていたのを感じたのであった...
室生犀星 「幻影の都市」
...実に容易ならぬ骨折をして下すったのである...
森鴎外 「訳本ファウストについて」
...常の日以下のものさえ折々は用いられている...
柳田国男 「木綿以前の事」
...それからまた折を見て...
吉川英治 「美しい日本の歴史」
...鳥を愛するのかと思うと、そうでなく、折々、庫裡(くり)で鳥を煮る匂いがする...
吉川英治 「私本太平記」
...という折檻状を発したのだった...
吉川英治 「新書太閤記」
...すこし雨曇りの空ではあるが、雲は断(き)れていて、時折、雁の影がよぎって行った...
吉川英治 「源頼朝」
...折角美事に出来て居るものだから惜しいけれど是非二三本は掻(か)いて御馳走(ごちそう)せねばなるまいなどと...
若松賤子 「黄金機会」
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