...折々言う抱月の近代文芸の研究...
大杉栄 「獄中消息」
...語りつゝ歩々紅梅に歩み寄る紅梅を折りて挿(はさ)めばねびまさる春宵(しゅんしょう)の此一刻を惜むべし三月九日 二百二十日会...
高浜虚子 「五百五十句」
...自分でも折々持て餘すくらいになったのである...
谷崎潤一郎 「客ぎらい」
...再婚の話も時折ある...
豊島与志雄 「小さき花にも」
...陽の明るい折「寝てから...
直木三十五 「南国太平記」
...小太郎さん――手首を折られまして」八郎太は...
直木三十五 「南国太平記」
...折もよし、大学は大村市の仮校舎に移って講義を再開しましたので、私は病床を出て大村へおもむきました...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...佐治君は何時でも底深く沈んで居るやうな態度で其長い體をぐつたりと二つに折つて椅子に倚つて居る...
長塚節 「教師」
...珍らしいから一枝折つたら「ありどほしの花でございます」とお秋さんが又いつた...
長塚節 「炭燒のむすめ」
...女(をんな)は袖(そで)を長(なが)く見(み)せる爲(ため)に手拭(てぬぐひ)を折(を)つて兩方(りやうはう)の袂(たもと)の先(さき)へ縫(ぬひ)つけて...
長塚節 「土」
...近ごろ大旦那と折合がよくなかったそうだから」これも島吉が引取りました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...折角明神樣の森から來た...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...無駄骨折ですよ」其處へ歸つて來たのはガラツ八の八五郎でした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...二ツ折から小判を一枚とりだして...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...度々心が折れそうだわ」「我慢しろ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...昇平打続くこと二百六十有余年四民鼓腹して太平を唱う折...
三好十郎 「斬られの仙太」
...阿母さんが折々一時間も此処(こヽ)に閉ぢ籠(こも)つて出て来ぬ事がある丈に...
與謝野寛 「蓬生」
...かねて奥州を去る折...
吉川英治 「源頼朝」
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